女優の篠原涼子さん主演の映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」(大根仁監督)が、31日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。篠原さん演じるヒロインが、板谷由夏さん演じる死期の迫った親友のために、高校時代の仲良しグループ「サニー」のメンバー探しに奔走する。その中でヒロインはもとより他のメンバーも、輝きを取り戻していく。ヒロインの高校時代を広瀬すずさんが演じ、俳優2人一役が見どころの一つにもなっている。
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専業主婦の奈美(篠原さん)は、入院中の母を見舞った際、高校時代の仲良し6人グループ「サニー」のリーダー、芹香(板谷さん)と再会する。芹香は末期がんで余命1カ月を宣告されていた。「死ぬ前にもう一度だけ、みんなに会いたい」という芹香の願いをかなえるために、奈美は他のメンバー4人を探し始める……というストーリー。小池栄子さん、ともさかりえさん、渡辺直美さん、池田エライザさん、三浦春馬さん、リリー・フランキーさんらも出演。日本で2012年に公開された韓国映画「サニー 永遠の仲間たち」を、大根監督自らが脚本を書きリメークした。
奈美がサニーのメンバーを探す一方、自身の高校時代と現在とを往来する形で進んでいく。篠原さんと広瀬さん同様、板谷さんと山本舞香さんら、現代と高校時代とで演じる俳優が代わるが、違和感は全く無い。現在の奈美と過去の奈美が邂逅(かいこう)する場面もあるが、そんな心憎い演出が映えるのも、2人一役のなせる業だ。
「青春音楽映画」をうたうだけあって、1990年代に流行したJ-POPがふんだんに使われている。久保田利伸さんの「LA・LA・LA LOVE SONG」にはじまり、安室奈美恵さんの「SWEET 19 BLUES」、フィナーレの小沢健二さんの「強い気持ち・強い愛」に至るまで、登場人物の心情に寄り添う楽曲たちは、いずれも耳になじんだものばかり。これが最後の映画音楽となる担当の小室哲哉さんによるオリジナルの劇伴ともども、観客の心をつかむことだろう。
広瀬さんが白目をむいたり、口をぎゅっと真一文字にしたりといった変顔をためらいなく披露。それがまた可愛らしく、心が和んだ。(りんたいこ/フリーライター)
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