海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の窪田正孝さん主演の土曜ドラマ「ヒモメン」(テレビ朝日系、土曜午後11時15分)がクランクアップを迎えた。ヒモ男の翔を演じた窪田さんは撮影を終え、「ヒモ役は自分にとっても挑戦でした。キャストの皆さんがいろいろな顔を見せてくれ、皆さんの自由なお芝居を近くで見ることができてうれしかったです」と、達成感に満ちた笑顔であいさつ。スタッフから贈られた花束を大きく掲げて「ヒモメン最高でしたーっ! お疲れ様でしたー!」と感激の声を上げた。
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最後の撮影は、ゆり子(川口春奈さん)が勤める病院でのシーンだった。渡辺大さん演じる鷹彦の前に、翔と勝地涼さん演じる池目が立ちふさがるという“三つどもえ”の緊迫した場面で、勝地さんの“濃い”演技に笑いが起きながらも4人がテンポよく掛け合いを展開し、撮影は順調に進行した。
オールアップの瞬間、窪田さんは「よっしゃー!! お疲れ様でしたー!」と喜びの声を上げ、現場は大きな拍手に包まれた。ヒロイン・ゆり子を演じた川口さんは監督から花束を贈られ、「皆さんにたくさん笑わせてもらって、純粋に撮影を楽しむことができました。窪田さんには一番支えていただきました」と感謝した。
池目を演じた勝地さんは「かつてないほど自由にやらせていただきました。面白いものを作ろうという皆さんの“熱”を感じ、現場に来るのが楽しみでした。このままいくと、こういう役しかオファーが来ないかも……という不安は残りますが、突き進んでいきたいと思います」と笑顔であいさつし、笑いを誘った。最終回にゲスト出演した渡辺さんは「毎日、笑いをこらえるのがつらかったですね! 本当に腹を抱えて笑った現場でした」と振り返った。
「ヒモメン」は、鴻池剛さんのマンガ「ヒモメン~ヒモ更生プログラム」(KADOKAWA)が原作。定職に就かず、看護師の彼女・ゆり子のお金だけで生きていく道を選んだヒモ男の翔が、自身のヒモ生活を守るため、ゆり子の危機に徹底的に立ち向かっていく社会派コメディー。
窪田さん、川口さんのコメントは以下の通り。
つい先日クランクインしたばかりのように思えますが、その一方で、今、すごく達成感を味わっています。僕にとって“ヒモ”役は挑戦でしたが、後半に向かうにつれ、キャストの皆さんがどんどん砕けていって、いろいろな顔を見せてくれました。そんな皆さんの自由なお芝居を近くで見ることができたのが、一番うれしかったです。
最も砕けてくれたのは、(川口)春奈ちゃんだったかもしれません。スタート時に、僕は「春奈ちゃんの新しい顔が見られたら、それがこの作品の意味だと思う」とコメントしたのですが、僕の芝居に対して、彼女はいつもそれ以上のもので返してくれましたし、新しい顔をたくさん見ることができて純粋にうれしかったです。
最終回は6話までやってきたことがラストで試されるのではないかなと思っています。池目先生ではない新しいライバルが出現したことで現場に新しい風が吹いたし、翔とゆり子が揺さぶられ、試されます。それが見どころです!
撮影は本当にあっという間でした。内容も楽しいコメディー作品でしたし、皆さんにたくさん笑わせてもらって、純粋に撮影を楽しむことができました。
窪田さんだからこそ、翔ちゃんの無邪気なところ、憎めないところ、母性をくすぐるところがたくさん見えたと思っています。その中にもブレない“芯”みたいなものを窪田さんが軸として持っていらしたので、自分自身もそれに引っ張られてお芝居ができたというか、かなり影響を受けたなと思っています。本当に窪田さんには一番支えていただきました!
バカだなあと思いながらも、それが幸せだったりすることもありますよね……。最終回、この2人らしくラストを迎えられるのか、ぜひ見ていただきたいです。
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