人気グループ「V6」の岡田准一さん主演の映画「来る」(中島哲也監督)が、7日からTOHOシネマズ日比谷(東京都千代田区)ほかで公開される。ある一家に取り憑(つ)いた「何か」の正体を、岡田さん演じるオカルトライターが突き止めようとする姿を描く。澤村伊智さんの原作「ぼぎわんが、来る」(角川ホラー文庫)は元々怖かった。映画はそれに劣らぬほど恐ろしい。でも面白い。
あなたにオススメ
“あの頃”のジャンプ:実写ドラマ化も話題「ウイングマン」 1983年を振り返る
会社員・田原秀樹(妻夫木聡さん)の周囲で、超常現象まがいの出来事が続く。妻・香奈(黒木華さん)と娘に危害が及ぶのを恐れた田原は、友人で民俗学者の津田大吾(青木崇高さん)に相談、津田からオカルトライターの野崎和浩(岡田さん)を紹介される。話を聞いた野崎は、恋人で霊媒師の血を引くキャバ嬢・比嘉真琴(小松菜奈さん)と調査を始める……というストーリー。真琴の姉で日本最強の霊媒師・比嘉琴子を松たか子さんが演じるほか、柴田理恵さん、太賀さんらが出演する。
映像化で、「何か」によって引き起こされる怪異現象のまがまがしさがストレートに伝わり、しばしば慄然(りつぜん)とした。だが、何よりぞっとしたのは、人間の二面性や陰険さに対してだ。お陰で、見かけはやさぐれていて態度もぶっきらぼうだが、他人にも自分にも正直な野崎は、100倍いい人に見えた。彼が、眠っている真琴の手に触れ、真琴が指を動かした途端、すっと手を引っ込めたときには優しさが伝わり、心が潤った。
松さんの怪演も見ものだ。ラーメンをずずっとすする見事な食べっぷりを見せたかと思うと、邪魔だからと野崎を殴り飛ばすなど、そのほとんどを無表情で演じていてインパクトは絶大。奇妙なことに、身の毛がよだつほどの光景を見せられたはずなのに、映画を見終えたら爽快感を覚えた。(りんたいこ/フリーライター)
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)で主人公モアナが楽曲「ビヨンド ~越えてゆこう~」を歌う劇…
人気グループ「なにわ男子」の長尾謙杜さんが、2025年4月4日公開の映画「おいしくて泣くとき」(横尾初喜監督)で劇場映画初主演を務めることが11月22日、分かった。ヒロイン役は俳…
ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作「モアナと伝説の海2」(12月6日公開、デイブ・デリック・ジュニア監督ほか)の日本版エンドソング「ビヨンド ~越えてゆこう~」を、ガー…
故・坂本龍一さんが指揮をとった2014年のフルオーケストラ公演「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」の模様が映画化され、2…
俳優の今田美桜さんが11月19日、東京都内で行われた映画「劇場版ドクターX FINAL」(田村直己監督、12月6日公開)の完成披露舞台あいさつに、他のメインキャストと共に出席。美…