海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の鈴木亮平さん主演のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の最終回(第47回)「敬天愛人」が16日放送される(総合・午後8時ほか)。主人公・西郷隆盛役の鈴木さんは最終回について、「僕が演じた感想としては、すごく温かく明るい回になっています。鹿児島の城山で西郷さん、そして最後のラストサムライたちが、この国にどういう思いを託して散っていったのか。そして、彼らの死を通して、皆さんがそれぞれの人生をどのように生きていくのかについても考えさせられる回になっていますので、ぜひご覧いただきたいと思います」とコメントを寄せた。
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長い撮影期間の中で「本当にその人間を生きることができる作品は、大河ドラマ以外にはないと思います」と話す鈴木さんは、「特に西南戦争のシーンでは『これ、神様が見て許してくれるのかな』と思うくらい壮絶でしたが、一人の人生をここまで時間をかけて追体験できたことは貴重な体験でしたし、とても幸せな時間でした」としみじみ。
また「人が生きること、何十年もかけて人生を全うすることはすごいことだと、改めて感じました」と明かし、「『この人間の人生を本当に生きている』という感覚を大切にしながら、これからの全ての作品に向き合っていきたいです。『西郷どん』をさらに超えるものを今後作っていきたいと思いましたし、『西郷どん』がこれからの一つの指針になりました」と思いを語った。
第47回「敬天愛人」は、明治10(1877)年9月、西郷は残った兵士と共に包囲網を突破し、鹿児島の城山に到達する。大久保(瑛太さん)は内国勧業博覧会の準備にまい進していた。その頃、従道(錦戸亮さん)は、片足を失い政府軍に投降した菊次郎(今井悠貴さん)を西郷家に連れて帰る。政府軍総攻撃の前日、大久保は降伏すれば西郷の命を助けると指令を出すが、西郷は拒否。城山から最終決戦へと向う。刻一刻と迫る最期の時。そして、糸(黒木華さん)は夫・西郷の真意を息子たちに語り始める……。
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