大泉洋:福田雄一監督と初タッグ 「新解釈・三國志」で主演 愚痴と文句しか言っていない劉備玄徳に

映画「新解釈・三國志」で主演を務める大泉洋さん(左)と福田雄一監督(C)2020「新解釈・三國志」製作委員会
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映画「新解釈・三國志」で主演を務める大泉洋さん(左)と福田雄一監督(C)2020「新解釈・三國志」製作委員会

 俳優の大泉洋さんが、映画「銀魂」シリーズなどで知られる福田雄一監督のオリジナル脚本で描く映画「新解釈・三國志」で主演し、劉備玄徳を演じることが6月5日、分かった。映画は福田監督がメガホンをとる。大泉さんが福田監督の作品に出るのは初めて。2020年に公開。

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 「三國志」は、西暦約200年の中国・後漢の時代を舞台に魏、呉、蜀の3国が中国の覇権を巡り群雄割拠していた史実をまとめた書物の名称。魏の曹操、呉の孫権、蜀の劉備のほか、一癖も二癖もある個性豊かな武将が登場することから、小説やマンガ、ゲームなど多くのコンテンツが作られ、親しまれてきた。

 映画は、史実を“福田監督流”の新解釈で実写化。見どころは「今まで誰も想像し得なかった新たな解釈で三國志が描かれる」ことだという。

 ◇大泉洋さんのコメント

 福田監督とは、昔から仲は良かったのですが、映画をしっかりさせてもらったのは初めてだったので、どんな現場なのか、不安と期待でいっぱいでした。実際に撮影が始まると、初日から、3人で同じせりふを同時に言うというシーンが全然そろわなくて(笑い)。「これヤバイなー……」と思ってたら、福田監督がげらげら笑いながら、「いやー最高でしたね。」って(笑い)。「この映画勝ちました」みたいなこと言うから、大丈夫なのか?と逆に不安になりましたね(笑い)

 ただ福田組は、本当に芝居のうまい人たちばかり集めて、その人たちが永遠とふざけるわけだから、そりゃ面白いわな!と思いました。ただあまりに好き勝手にふざけてますから、三国志ファンや、本国が怒るんじゃないかと心配で……。同じ中国が舞台で、配給もプロデューサーも一緒なら僕は「キングダム」に出たかったです(笑い)! こっちは今まで見たことのない、ボヤキ続ける劉備とか、めちゃくちゃ軽い諸葛孔明とかばっか出てきますからね(笑い)。新解釈とかいう問題じゃないんじゃないかと、私はとにかくそれが心配です(笑い)。

 ◇福田雄一監督のコメント

 「新解釈・三國志」という企画はずっと昔から持っていたんです。ただ、劉備玄徳を大泉さんがやらないんだったら、これはもう全然やる必要のないものだという感覚でした。本作は、「水曜どうでしょう」のノリの大泉洋さんが、劉備玄徳をやるっていうのが僕の今回の一番のコンセプトです。ずっと愚痴と文句しか言っていない劉備玄徳。何一つ将軍っぽいこと言わないという。撮影していく中で、これ、いけないことかもしれないんですけど、「ちょっと僕は大泉洋のファンすぎて、全部が面白く感じちゃっているんですけど、皆さんはどうですか」ってプロデューサーに相談するくらい面白くて。「三國志」ファンの方々がなんておっしゃるか不安ですが、あくまで「新解釈」と思っていただければ、と思います。

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