今年4月期に放送された女優の吉高由里子さんの主演ドラマ「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)が、「ギャラクシー賞 6月度月間賞」を受賞したことがこのほど、分かった。ドラマを手がけた新井順子、八尾香澄両プロデューサーは、「価値観が多様化し、働き方改革が進む時代だからこそ作れたドラマだったと思います。この作品に関わってくださったすべての方に感謝いたします。素晴らしい賞をありがとうございました」とコメントしている。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
ドラマは、朱野帰子(あけの・かえるこ)さんの同名のシリーズ小説(新潮社)が原作。吉高さん演じる「残業ゼロ、定時で帰る」がモットーのヒロイン・東山結衣が、ウェブ制作会社「ネットヒーローズ」を舞台に、くせ者の“モンスター社員”が抱えるさまざまなトラブルを解決していく姿を描いた。
“働き方改革”の波と相まって、主人公の結衣をはじめ、それぞれの登場人物に「共感する」とSNS上などで話題を集めた。また、6月19日付のニューヨーク・タイムズで番組が取り上げられるなど、海外からも日本の働き方が注目を浴びることとなった。動画配信サービス「Paravi(パラビ)」では、放送版、ディレクターズカット版を配信中。
選評、プロデューサーのコメントは以下の通り。
「定時に帰る」という主人公の“正義”を振りかざすのではなく、さまざまな価値観で仕事をする人たちと折り合いをつけながら、それぞれの人にとっての働く意味を問い直していく。「働き方改革」が叫ばれる中、本質的な現代日本の労働環境の病理が鋭く描かれていた。
「働くとは何か?」 このドラマを制作する過程で何度も考えることになりました。取材を通して感じたことは、「働き方は人それぞれで正解も不正解もない」ということでした。だからこそ、登場人物が抱える問題を描く際に、否定も肯定もしないという姿勢を心がけました。結局のところ、人それぞれに幸せがあり、その人が幸せであればそれで良いのではないか?と。
また「休むこと」の重要性も改めて感じ、その思いは主人公・東山結衣に託しました。主人公が同僚たちの悩みに向き合いながら、毎日を一生懸命生きていく。大きな事件はなくとも、それだけで十分ドラマチックになる。価値観が多様化し、働き方改革が進む時代だからこそ作れたドラマだったと思います。この作品に関わってくださったすべての方に感謝いたします。素晴らしい賞をありがとうございました。
「King & Prince」の永瀬廉さんが主演を務める連続ドラマ「東京タワー」(テレビ朝日系、土曜午後1時)の初回(4月20日放送)の見逃し配信が、200万回を突破したことが分…
俳優の吉田羊さんが、4月28日午後10時から放送のバラエティー番組「日曜日の初耳学」(MBS・TBS系)に出演する。番組には、自称「世界一の吉田羊ファン」がリモートで登場。高校時…
俳優の浅丘ルリ子さんが、4月29日午後1時放送の黒柳徹子さんの長寿トーク番組「徹子の部屋」(テレビ朝日系)に出演する。現在83歳の浅丘さんは、14歳でデビューし、芸能生活70年を…
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)で、戸塚純貴さん演じる轟太一が話題だ。ドラマには第4週「屈み女に反り男?」(4月22~…
俳優の吉高由里子さん主演のNHK大河ドラマ「光る君へ」の第17回「うつろい」が、4月28日に放送される。一命をとりとめたまひろ(吉高さん)は乙丸(矢部太郎さん)から、道長(柄本佑…