女優の松雪泰子さん主演のNHK連続ドラマ「ミス・ジコチョー～天才・天ノ教授の調査ファイル～」が「ドラマ10」枠（総合、金曜午後10時）で10月18日にスタートする。天才工学者が、毎回さまざまな事故を第三者の目で調べる「事故調査委員会（事故調）」委員になり、秘められた真相に挑むミステリーエンターテインメント。松雪さんは、失敗の責任を追及するのではなく、直接の原因と背景的・社会的な原因を究明して知識化し、再発防止に役立てる学問「失敗学」を武器に、事故の背景に潜む人間模様や社会のひずみに斬り込んでいく主人公・天ノ真奈子を演じる。

あなたにオススメ

来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹”　朝ドラヒロインまで手が届くか

　第1話「ファイル1『真奈子、爆発する』」は、工学教授の天ノ真奈子（松雪さん）は、「失敗学」という学問を提唱。研究も兼ねてさまざまな失敗に興味を持っている。工学者としても名高く、事故調に招かれることも多い。とある化学プラントで爆発事故が発生。真奈子は助手の野津田（堀井新太さん）と共に事故調委員として原因解明に乗り出す。一見、とある従業員のうっかりミスに見えた事故は、真奈子によって複雑な真相が暴かれていく……。

　脚本は、連続ドラマ「半沢直樹」「陸王」（TBS系）の八津弘幸さん、「おっさんずラブ」（テレビ朝日系）の徳尾浩司さんらのオリジナル。実際の失敗学提唱者、畑村洋太郎・東大名誉教授が監修する。野津田と同じ助手・郁美役で高橋メアリージュンさん、秘書・志保役で須藤理彩さんも出演。型破りで人の失敗が大好物の真奈子の決めぜりふ「私、失敗しちゃった」も話題を呼びそうだ。