満島ひかり:舞台「お気に召すまま」で新しい挑戦 「できることは全てやった」

舞台「お気に召すまま」に出演した満島ひかりさん=WOWOW提供
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舞台「お気に召すまま」に出演した満島ひかりさん=WOWOW提供

 坂口健太郎さん、満島ひかりさんらが新たな魅力を見せた舞台「お気に召すまま」が、11月9日午後6時からWOWOWライブで放送される。満島さんが、全公演を終えた感想や舞台の見どころをなどを語った。

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 「お気に召すまま」は、坂口さん演じるオーランドと満島さん演じるロザリンドをはじめとしたさまざまな恋模様を描く。2010年に舞台「おそるべき親たち」で文化庁芸術祭演劇部門大賞などを受賞した熊林弘高さんが演出を担当。中嶋朋子さん、小林勝也さん、山路和弘さんらが出演した。番組は、8月14日に東京芸術劇場プレイハウス(東京都豊島区)で上演された舞台の模様を放送。

 --全公演を終えて、今どんなお気持ちですか?

 ゲネプロ合わせて33回あったんですね。その舞台上できちんと支度もして全編通すというのが、私が33歳で、一公演ずつ今までの自分にさよならしていく感じで、やっていましたね、ずっと。なんだか何も残っていないです。

 終わって次の日に、あれ昨日まで何していたんだっけ、と思うくらい、作品がちゃんと最後で終わっていました。もちろん、もっとできることはあったなとか思うことはありますが、でも、あの日あの場所でできることは全てやったという感じはあります。

 --視聴者の方に、どのようなところを楽しんで見てもらいたいですか?

 私も全ての作品を見ていないので何も言えないですけど、日本でずっと上演されてきたシェイクスピア作品とはまたひと味違うような翻訳ができて、それを役者たち自身も混乱しながら、全力で舞台の上に立っていて、かなりフィジカルが大事な舞台だったんですよね。

 坂口君も戦ったり、ほかの俳優さんたちも皆そうですけど、あの走り回って飛び回って、なのに高尚なせりふを、でもちょっと今時みたいなせりふを言っていると、すごく面白いチャレンジをしたような舞台だと思っていて……本当にあの、いろんなことを。

 演劇の固定概念を外して、“お気に召すまま”に見ていただけたらよろしいかなと思います。なんかうまいこと言ったみたいになっちゃった。 でも本当に、お気に召すままにって感じですかね。

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