全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
俳優のオダギリジョーさんや女優の麻生久美子さんらが出演するコメディーミステリードラマ「時効警察はじめました」(テレビ朝日系、金曜午後11時15分)の最終回(12月6日)で、オダギリさんと三木聡監督がタッグを組んだ2010年のドラマ「熱海の捜査官」に出演していた山崎賢人さん、二階堂ふみさん、染谷将太さん、松重豊さんらキャスト陣が再集結することが11月29日、明らかになった。一堂に会するのは約9年ぶり。
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山崎さんと二階堂さん、染谷さんの3人は今回、「熱海」同様、高校時代の同級生役で共演する。山崎さんは2人について「『熱海の捜査官』のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が据わっている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです」とコメント。
二階堂さんが、山崎さんについて「『熱海』の後に映画『オオカミ少女と黒王子』(2016年)で久しぶりにご一緒しましたんが、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人。同い年だからこそ刺激的な部分もすごくあります」とコメントすると、染谷さんも「賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて『あぁ……!』と。時がたったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね」と、3人そろっての共演を喜んでいる。
また、、来年春から放送予定のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」のヒロインなどを控えている二階堂さんは、「『熱海の捜査官』は初めての連続ドラマ撮影。当時いただいた(『現場のモニターは確認するな』という)三木監督の言葉は大事にしている」といい、「当時はまだ15歳。無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督もそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです。三木監督にはかなり鍛えていただき、学びがたくさんありました」と回顧。
2020年のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」で織田信長を演じる染谷さんは、三木監督について「ここまで徹底される監督ってなかなか出会わないといいますか……。こちらもそれに応えなきゃいけないというプレッシャーがあった」と振り返っている。
本作で山崎さんは、霧山修一朗(オダギリさん)が調べる時効事件の発生を予言していた“スピリチュアル雨夜”こと雨夜翔太、二階堂さんは雨夜の同級生で、時効事件の謎を握る朝霞鈴音、染谷さんは「熱海」と同じ役名の味澤宙夫、松重さんはかつて雨夜の担当医だった心理学者である只野教授を演じる。
「時効警察」は、時効が成立した事件にスポットを当てたコメディーミステリー。総武警察署時効管理課の警察官、霧山修一朗(オダギリさん)が交通課の三日月しずか(麻生さん)らを巻き込んで、時効が成立した事件を“趣味”で捜査する姿を描く。
山崎さん、二階堂さん、染谷さんのコメントは以下の通り。
――二階堂ふみさん、染谷将太さんとも「熱海の捜査官」で一緒でしたが、お二人の印象について、9年前と変わった部分、変わらない部分を教えていただけますか?
2人とも「熱海の捜査官」のときと全然変わらないです。当時から、ふみちゃんは同い年とは思えないくらい肝が座っている人だったし、染谷くんも2歳年上とは思えないくらい大人っぽかったんです。実は「熱海」の撮影が終わった後も、オダギリさんとは一緒にフットサルをさせていただいたんですけど、そこに染谷くんも来たりしていたんですよ。ふみちゃんも1回くらい、見に来てくれたことがありましたね。ふみちゃんとはその後も映画「オオカミ少女と黒王子」(2016年)でガッツリ共演、染谷くんともCMでご一緒させてもらって……。「熱海」の後もつながっている感じがして、すごくうれしいです。今回もみんながそろって、なんだか同窓会のようで、楽しかったです。
――「時効警察はじめました」へのご出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
「時効警察」のシリーズは三木聡監督の作品を見るキッカケになった作品で、ずっと拝見していましたので、本当にうれしかったです。9年前に「熱海の捜査官」で三木監督の現場を経験して、すごく楽しかったので、そんな現場にまた行けるんだなっていう、うれしさもありました。
――「熱海の捜査官」は二階堂さんにとって、どんな位置づけの作品ですか?
私にとって「熱海の捜査官」は初めての連続ドラマ撮影。特に、当時いただいた「現場のモニターは確認するな」という三木監督の言葉は、今でも大事にしています。当時はまだ15歳で、たぶん無意識なところで自意識過剰な部分があったと思うんです。だから、三木監督はそうアドバイスしてくださったのか、と。それ以来、自分のお芝居はモニターでチェックしないです。三木監督は優しくもあり厳しい方でもあるので、かなり鍛えていただき、「台本の文字だけに動かされず、その場の空気に順応していかなければならないんだ!」といった学びがたくさんありました。
――オダギリジョーさん、山崎賢人さん、染谷将太さんとも「熱海の捜査官」で一緒でしたが、このお三方の印象について、9年前と変わった部分、変わらない部分を教えていただけますか?
オダギリさんとお会いするのは約9年ぶりでした。あのころも今も、独自の道をずっと切り拓いている大先輩だなぁ、という印象を持っています。山崎くんは「熱海」の後に映画「オオカミ少女と黒王子」(2016年)でも久しぶりにご一緒しましたけど、いい意味でずっと変わらないムードメーカーであり、気遣いのある人。同い年だからこそ刺激的な部分もすごくあります。染谷くんは「熱海」のころから素晴らしい役者さんです。年齢は2歳しか変わりませんけど、すごく大人な方という印象でした。今ようやく染谷くんの実年齢が、当時から変わらない精神年齢に追いついてきたのかなって(笑い)、勝手に感じています。
――朝霞鈴音という役にはどんなふうに取り組んでらっしゃいますか?
三木監督がおっしゃることをやれば、絶対に面白くなる! と思って演じています。今回も役について、監督の演出を受け再認識した部分もありましたし、濃密な撮影の中で作り上げていきたいと思いました。最終回には「熱海の捜査官」をちょっとにおわせるような部分もあるので、そこも楽しんでいただけたらうれしいです。
――「時効警察はじめました」へのご出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。
「時効警察」の絶妙な温度感とバランスが大好きで、三木(聡)組にまた参加できることも本当にうれしかったです。しかも、僕は今回、「熱海の捜査官」のときと同じ役名。三木監督の世界の中にいる「味澤宙夫」として、また同時に違う役として“味澤宙夫”を演じるのはすごくうれしく、感慨深かったです。
――今回の味澤宙夫。キャラクター的には、どんなイメージを持って演じられましたか?
深く考えすぎず、格好に任せて演じました(笑い)! 現在と回想シーンの学生時代では髪型も全然変わるので、「ある種違う人物になってもいいや」くらいな気持ちで、格好に任せましたね。宙夫くんは軽やかですけど、ちょっとコッテリしていて、なんか楽しそうな人に映ると思います。
――9年前の「熱海の捜査官」は染谷さんにとって、どんな位置づけの作品ですか?
三木さんの作品はずっと前から好きで、「熱海」に参加できると聞いたときも、すごくうれしかったです。実際、ここまで徹底される監督ってなかなか出会わないといいますか……。それに応えなきゃいけないというプレッシャーがありましたね。扮装(ふんそう)とセリフを与えられ「じゃ、あなたはそれをどうしますか?」って、試されているといいますか。それを「熱海」のときにすごく感じましたし、勉強になりました。
――オダギリジョーさん、山崎賢人さん、二階堂ふみさんとも「熱海の捜査官」で一緒でしたが、このお三方の印象について、9年前と変わった部分、変わらない部分を教えていただけますか?
いや~、見事に変わらなかったですね! オダギリさんとも久しぶりにご一緒させていただいたんですけど、お変わりないですし……。ただ、一視聴者として「時効」を見ていたので、「あっ、知ってる」という親近感があって、一緒にお芝居していてすごく楽しかったです。賢人くんとはCMでも共演しましたが今回改めて、少年から青年に、そして成人男性になられていて「あぁ……!」と。時がたったなとは感じましたけど、根本的な部分では何も変わっていないですね。ふみちゃんもご一緒するのは久々ですけど、変わらなかった(笑い)。「あ、二階堂ふみだな」っていう、ふみちゃんらしさが健在でうれしかったです。
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