TVアニメ『SPY×FAMILY』Season 3
【MISSION:49】下水道の死闘
12月20日(土)放送分
人気ライトノベル「魔術士オーフェン」の新作テレビアニメ「魔術士オーフェンはぐれ旅」。1998~2000年にテレビアニメ化されていて、シリーズ誕生25周年を記念した企画の一環として、約20年ぶりに新作が制作された。新作は「テニスの王子様」などの浜名孝行さんが監督を務め、「カレイドスター」「ガールズ&パンツァー」などの吉田玲子さんがシリーズ構成を担当。豪華スタッフが集結した。20年以上にわたって愛され続けている名作を2020年に再アニメ化するにあたり、浜名監督は原作を重視しようとしたという。浜名監督と吉田さんに制作の裏側を聞いた。
あなたにオススメ
朝ドラ「ばけばけ」徹底特集! 高石あかりがヒロインに
「魔術士オーフェン」は、秋田禎信さん作、草河遊也さんイラストのライトノベル。モグリの金貸し兼魔術士のオーフェンが仲間と旅をする姿が描かれている。新作テレビアニメは、1月からTOKYO MX、WOWOWほかで放送中。
「魔術士オーフェン」は、長く愛されている作品だ。浜名監督は再アニメ化にあたり、原作を重視しようとした。
「これまでもアニメ化はされていますが、その続編ではなく、原作重視ということで動いています。ファンの方も多い作品ですが、最初はあまり考えずに、原作をいかに映像にするかを考えていました。話数を重ねることで、プレッシャーがどんどん大きくなり、深さを痛感するところもあったのですが」
原作が誕生したのは25年以上前だが、今も色あせない魅力がある。吉田さんは「普遍性」を感じたという。
「オーフェンが過去と向き合う話。普遍的なテーマなので、そこを中心にすれば、今も若い方にも見ていただける。キャラクターにシンクロ、共感できるようにしようとしました。主人公が何を考えて行動するかを分かりやすく描けば、キャラクターに寄り添って見ていただけるはず。設定が複雑ではありますが、初見でそこを理解できなくても、気持ち、行動を理解できるようにしたかったんです」
浜名監督も「オーフェンの心情、思いは普遍的で時代に流されない部分なので、今の若い人も楽しめる」とうなずき「魔術を繰り出すところなどは、今風に格好良く、派手にやりたい。ただ、根本は変えないようにしました。世界観、設定だけでなく、気持ちの部分を大切にしながら、実はこの世界は大きく、深いことに気付いていただける構成にしたかった」と語る。
主人公・オーフェン自身も普遍的な魅力を持ったキャラクターだ。浜名監督は「ただ、クールな男ではないですし、シリアスじゃない部分も描かないといけない」、吉田さんは「グズグズしたところがいいんですよね。自信満々で力を誇示するのではなく、自分に常に問いかけていて、そこが人間くさくて、魅力的なんです」と語る。
長く愛されている作品ということもあり、思い入れが強いファンも多いはず。アニメでもオーフェンを魅力的に見せるために、浜名監督は「ファンの方には、なくしてほしくないせりふがあります。シナリオは、かなり長い時間をかけました」、吉田さんは「どこを大切にするのかを考えながら、そぎ落としていきました」と作品に向き合った。
吉田さんは「カレイドスター」「ガールズ&パンツァー」などを手がけてきた人気脚本家だ。吉田さんが普段、心がけているのは「空気感を意識して書きたい。ただ、キャラクターがいるだけでなく、微妙な緊張感、距離感が成立するようなせりふ」だという。
浜名監督は、吉田さんの脚本の魅力を「気持ちを丁寧に描いていて、共感できる」と話す。
「言葉選びも素晴らしいのですが、何よりも僕自身がやりやすいんです。想像力をいただけるライターさんで、信頼しています。画が浮かぶ脚本がいいとも限らなくて、画が浮かばないことで、悩んでいい画作りができたりもします。吉田さんはすごくバランスがいいんです」
「魔術士オーフェンはぐれ旅」もまた、キャラクターの心の動きが丁寧かつ繊細に描かれているから、ファンの心をつかんでいるのかもしれない。
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載中の遠藤達哉さんのマンガが原作のテレビアニメ「SPY×FAMILY」のイベントが12月21日、幕張メッセで開催中の「ジャンプ…
「週刊少年マガジン」(講談社)で連載中の裏那圭さんのマンガが原作のテレビアニメ「ガチアクタ」の最終話となる第24話「遠足」が、CBCテレビ・TBS系のアニメ枠「アガルアニメ」で1…
藤本タツキさんの人気マンガが原作のアニメ「チェンソーマン」の劇場版「チェンソーマン レゼ篇」の続編となる「チェンソーマン 刺客篇」が制作されることが12月21日、明らかになった。…
集英社のマンガアプリ「少年ジャンプ+(プラス)」で連載されたマンガが原作のテレビアニメ「株式会社マジルミエ」の第2期が、2026年7月から日本テレビで放送されることが分かった。主…
「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の落語をテーマとしたマンガ「あかね噺」のコミックスの累計部数が300万部を突破することが分かった。最新20巻が2026年1月5日に発売され、…
2025年12月21日 17:00時点
※TVer内の画面表示と異なる場合があります。