海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第10回「ひとりぼっちの若君」が3月22日に放送され、平均視聴率は16.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが分かった。前週第9回「信長の失敗」の15.0%(同)から1.5ポイント上昇し、好調を維持した。
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第10回「ひとりぼっちの若君」では、京を訪れていた旅芸人の一座と遭遇した駒(門脇麦さん)は、戦災孤児だった自分を拾い、育ててくれた女座長・伊呂波太夫(尾野真千子さん)と再会する。その年末、今川義元(片岡愛之助さん)が尾張の国境に侵攻してくる。
今川は、織田信秀(高橋克典さん)の元に人質として置かれていた三河松平家の嫡男・竹千代(後の家康、岩田琉聖=りゅうせい=君)の引き渡しを要求。斎藤道三(本木雅弘さん)は広い三河を今川に押さえられることに危機感を覚える。光秀は帰蝶(川口春奈さん)を通して動向を探るべく那古野城へ遣わされたところ、信長(染谷将太さん)と出会う……という展開だった。
この日は、子役の琉聖君が演じる竹千代が、後の天下人・徳川家康としての片りんを見せるシーンがあった。信長が竹千代の父・松平広忠(浅利陽介さん)を討ったことについて、竹千代は「父上は母上を離縁し、岡崎から追い払い、今川義元に付いたのです。私は大嫌いでした。それゆえ、討ち果たされたのは、致し方ないことと思うています」ときっぱり。さらに、竹千代を今川の元に行かせたくない信長を前に、「今川は敵です。いずれ、討つべきと思うております。しかし、その敵の顔を見たことがありません。懐に入り、見てみたいと思います。敵を討つには、敵を知れと申します」と持論を披露。
SNSでは「やはりただ者ではない竹千代」「竹千代、末恐ろしい」「こんなに可愛らしいのに父親を殺されてよかったって、まことに恐ろしい子」などの声が上がったほか、「めちゃくちゃ天下人の素質バリバリ」「竹千代の年齢に見合わない聡明さにガチで震えた」「天下人になるべくしてなる人物」などの意見も多かった。
また、「つうか、竹千代役の子、達者すぎだろ!」「竹千代役の子役さんすごすぎない?」「NHKはどこからこういう子役を発掘してくるわけ?」「染谷将太くんと竹千代くんの子役に圧倒された」「難しいせりふをスラスラとしゃべる天才子役だな」と、竹千代役の琉聖君の演技に称賛の声が集まっていた。
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