麒麟がくる:第11回「将軍の涙」 今川の尾張攻めに揺れる美濃 光秀は将軍家を頼ろうと奔走…

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第11回のワンシーン (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第11回のワンシーン (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の第11回「将軍の涙」が3月29日に放送される。再び今川が尾張に攻め入り、次々と織田方の南部の領地を制圧していく。ついに非力ぶりを露呈した信秀(高橋克典さん)は、斎藤道三(本木雅弘さん)に援軍を頼むが、高政(伊藤英明さん)や稲葉良通(村田雄浩さん)らが尾張との和議を独断で決めた道三を糾弾しており、美濃は一枚岩ではなかった……。

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 兵が出せない理由を尾張に伝えにいく光秀(長谷川さん)。このままでは人質同然の帰蝶(川口春奈さん)が犠牲になってしまうことを恐れていると、ふと信長(染谷将太さん)が、かつて京の将軍家の取りなしで美濃の内紛が収まった話を思い出す。

 光秀は道三に将軍家への取りなしを依頼しに戻るも、金がかかると難色。そこで、高政の取りなしで守護の土岐頼芸(尾美としのりさん)のもとを訪ねる光秀だが、道三をよく思わない頼芸はその願いを突っぱねる。

 「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル脚本。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜け、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇だ。

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