海に眠るダイヤモンド
最終話前編(9話) あの夜
12月22日(日)放送分
俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)。ここまでの物語で「MVP」を一人挙げるとしたら、“美濃のマムシと恐れられた男”斎藤道三を演じる本木雅弘さんの他にいないだろう。5月10日放送の第17回「長良川の対決」では、道三が嫡男・高政(伊藤英明さん)と争い命を落とした「長良川の戦い」が描かれるといい、「道三ロス」は目の前まで迫ってきていると言っても過言ではない。そんな本木道三の活躍を振り返る名場面プレーバック。きょうは第3回「美濃の国」(2月2日放送)での、土岐頼芸(尾美としのりさん)との対峙(たいじ)と、その後の“ホラー展開”を紹介する。
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第3回「美濃の国」では、夫・土岐頼純(矢野聖人さん)を亡くした道三の娘・帰蝶(川口春奈さん)は明智荘を訪ね、光秀(長谷川さん)や駒(門脇麦さん)らと束の間の気の置けないひと時を過ごし、笑顔を取り戻す。一方、道三は、より操りやすい土岐頼芸を美濃の新しい守護として擁立しようとするが……。
頼芸に「再び守護の座についてほしい」とお願いにあがった道三は、頼芸から「そなた、頼純を殺したそうじゃな」と毒を盛ったことを問い詰められるも、「私が? 頼純様を? 殺すなどめっそうもない。自ら毒をあおられたのでございます」ととぼけ顔。さらに頼芸が「今や土岐家は、そなたの操り人形じゃと皆が申しておる」と嫌みを言い、守護になって毒は盛られたくはないと“本心”をのぞかせると、道三は無表情のまま、「操り人形に毒は盛りませぬ」とやり返し、にらむ頼芸に冷笑してみせる。
同シーンの道三と頼芸のやりとりに対して、SNSでは「息を吐くようにうそをつく道三」「道三すっとぼけwww」「これはマムシですわ」「道三様、超白々しいお顔www」といった声に加えて、「操り人形に毒は盛りませぬ。名言出ました」「操り人形に毒は盛りません…こっわ」「操り人形に毒は飲ませませんって、怖過ぎるだろww」「今のセリフにはゾクッときた!」などと反応する視聴者が続出。
また、頼芸が高政に自分が実の父親であるかのようにほのめかしつつ、「そなたの父は当てにならぬ。我が子と思うて頼りにしてるぞ」と耳打ちする様子を、少し離れたところから道三がじっと見つめるシーンもあり、「マムシは見た!」「怖すぎだろー」「道三こわ」「ガクガクブルブル」と視聴者を震え上がらせた。
さらに、稲葉山城に戻った高政が、自分の母で道三の側室の深芳野(南果歩さん)に、「私の父親は、まことにあの父上でございますか。私の父親は頼芸様では?」と疑念をぶつけるシーンでは、深芳野が否定した瞬間、雷鳴と共に道三が姿を現すという展開で、ここでも「怖いよーーーっ」「殿がいちいち怖い」「もはやホラー」「モックンのホラー回」「今日も道三。怖かったよ」「今週もモッくん道三怖すぎ」といった声が次々と上がっていた。
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