緊急取調室 (2025)
第7話 赤い殺意
12月4日(木)放送分
お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の藤森慎吾さんが5月26日、東京都内で行われた主演ドラマ「ネット興亡記」の特別トークセッション「動画バトル勃発」に登場した。藤森さんは、外出自粛期間中のテレビ番組のリモート収録について、「ちょっと長めのオーディション期間な気がしている」と語り、「結構リモートでも成立する。今までやっていた番組も『あれ、できちゃった』って。人数を縮小してもそんなに影響ない。ひな壇(に座るタレントは)あんなにいらないんじゃないかってなってきたとき、よりいろんな番組でいろんなタレントたちがふるいにかけられる。(自粛期間が)明けたら淘汰されて残る人だけ残るのでは」と推測した。
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藤森さんは、「『コロナ(ウイルス)のせいで仕事がない。やばいじゃないか』という人が結構多かったけど、その中でこの期間に何ができるかと自分で考えて発信している人たちは、きっとその後、何か残ってくるものがある」と持論を展開。「僕ら(芸人)で考えると、『リモートであなただけにネタをお見せします。その代わりちょっと(閲覧料が)高いですけど』とか。時代や世の中のせいにして嘆くだけじゃなくて、何か考えるパワーがある人は生き残るし、やっていけると思う。ここで脱落する人は多いかも」と語った。
また自身の若手時代の話題には、「(デビュー直後)1回ブレークさせてもらったのはもちろんありがたかったけど、10年は下積みがあるだろうと想定してのスタートだったので、もともと想定していた早さではなかった。最初はラッキーパンチ的な感じでいってしまった」と振り返り、「(仕事を失ったとき)結構反動はあったけど、なくなるだろうという予測は(相方の中田敦彦さんと)お互いにしていた。だから、その後、何ができるかなというのをすでに考えていた」と当時、冷静に自己分析していたことを明かした。
さらに、「武勇伝は養成所のころにできたネタ。養成所の時点で、『もうこのネタやめようか。きっと放っておいても伸びていくから、その後のことを考えよう』と相方に言われていた」と明かし、「先の準備をする期間、余裕はあったけど、準備したものが必ず当たるとは限らない。実際、武勇伝以外にネタを100本作ったが一つも当たらなかった……と思っていたら、まさかの“チャラ男”がブレーク。それも予期せぬところで(笑い)。結局あきらめなかったというのが一番じゃないですかね」としみじみと語った。
ドラマは、1990年代に日本の本格的なインターネットの普及と共に次々と現れたIT起業家たちの挑戦や苦悩に迫る日本経済新聞電子版のビジネスノンフィクションが原作。2018年7月に連載を開始し、外伝、完結編を含めた全52回の長期連載となった。今回は、連載から厳選した回を動画配信サービス「Paravi(パラビ)」で連続ドラマ化した。藤森さんは、連載担当の杉山記者を演じている。「Paravi」では毎週水曜に配信中。全5話。5月27日からテレビ東京の「ドラマパラビ枠」(水曜深夜0時58分)でも放送される。
トークセッションにはドラマにインタビュー出演した「USEN-NEXT HOLDINGS」の宇野康秀社長と「サイバーエージェント」の藤田晋社長、原作者の日本経済新聞・杉本貴司記者も登場した。
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