俳優の長谷川博己さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)の収録が、東京・渋谷のNHK放送センター内で6月30日から再開されることが6月9日、分かった。同日、同局が発表した。
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ドラマは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、4月に収録の休止を発表していた。再開にあたり同局は「先日お知らせした『感染防止のための制作マニュアル』に基づいて行い、放送開始時期については、収録再開後の状況を見ながら、判断してまいります」とコメントしている。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。若いころ、下克上の代名詞・美濃の斎藤道三を主君として勇猛果敢に戦場を駆け抜けると、その教えを胸に、やがて織田信長のもとで、多くの群雄と天下を巡って争う智将・明智光秀が主人公。ドラマでは謎めいた光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇だ。
「麒麟がくる」は6月7日放送の第21回「決戦!桶狭間」を最後に一時放送休止に入る。なお、大河ドラマ枠では6月14日から特集番組「『 麒麟がくる』までお待ちください 戦国大河ドラマ名場面スペシャル」を3週にわたって放送する。
◇主演・長谷川博己さんのコメント<収録と再開の放送一時休止について>
21回の放送終了からしばらく休止いたします。
楽しみにしていただいている方がたくさんいらっしゃることは、何気ない日常の中、お声がけいただいたり、ひしひしと感じています。
この流れを一度止めてしまうのは誠に心苦しいのですが、ご存じのように撮影も休止中で撮り溜めたものいがない状況となっています。
ただ、収録再開のめどは立っており、その日に向かいスタッフ、キャスト一同、安全面を十分に考慮した上で準備しております。
全44回、何とか放送していきたいと思っておりますので、今後の「麒麟がくる」明智光秀のミステリーの顛末を、楽しみに、どうかおおらかな気持ちでお待ちいただければと思います。
皆さまの健康とともに、麒麟がくる日を願って。
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