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10月31日(木)放送分
女優の杉咲花さん主演で今秋から放送のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「おちょやん」に、若葉竜也さんと東野絢香さんが初出演することが8月13日、分かった。若葉さんは、鶴亀撮影所の助監督・小暮真治、東野さんは、芝居茶屋「岡安」の娘・岡田みつえを演じる。
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若葉さん演じる小暮は、いつか監督になりたいと願う鶴亀撮影所の助監督。撮影所の大部屋女優となった千代を助ける。「千代の初恋の相手となるのか?」という役どころだという。
東野さん演じるみつえは、「岡安」の女将・シズ(篠原涼子さん)と主人・宗助(名倉潤さん)の一人娘で、大事に育てられてきた。千代(杉咲さん)とは同い年だが、あくまで“お嬢さんと奉公人”という関係。幼なじみの天海一平(成田凌さん)への好意を隠さないというキャラクターだ。
103作目の連続テレビ小説となる「おちょやん」は、上方女優の代名詞といえる存在で、「大阪のお母さん」として親しまれてきた女優の浪花千栄子さんの人生がモデル。浪花さんは戦前、「松竹新喜劇」の前身である「松竹家庭劇」に参加し、二代目の渋谷天外さんと結婚。喜劇女優としての道を歩んだ人物。戦後、「松竹新喜劇」に参加。離婚後、一時女優をやめるが、NHK大阪のラジオドラマで復活。その後、「大阪のお母さん」として映画やテレビで活躍した。今回のドラマでは実在の人物をモデルにするが、物語を大胆に再構築し、フィクションとして描く。
杉咲さん扮(ふん)する主人公の千代は、明治の末に大阪・南河内の貧しい家に生まれ、9歳で道頓堀の芝居茶屋に女中奉公に出される。多くの芝居小屋が立ち並ぶ街で、華やかな芝居の世界に魅せられた千代は、自らも女優を目指すようになる。そして喜劇界のプリンス、天海一平と出会い、妻になるとともに喜劇女優としても花開いていくが、戦争などの不幸が重なって女優を一時引退。しかしあるラジオドラマをきっかけに奇跡の復活を遂げる……というストーリー。
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