放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
テレビ東京の「ドラマパラビ枠」(水曜深夜0時58分)で、10月7日にスタートする連続ドラマ「だから私はメイクする」に主演する美容家の神崎恵さん。神崎さんといえば、美容誌「MAQUIA(マキア)」(集英社)、「美的」(小学館)などにたびたび登場する人気美容家で、神崎さんが地上波ドラマで主演を務めるのは初めて。「どんな形であれ、“ビューティー”というものが私の真ん中にあるもの」と話す神崎さんに、今作に出演した理由や、女優業について聞いた。
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神崎さんは、1975年生まれ。かつて⼥優としてドラマや映画などに出演。現在は3人の子育てをしながら、美容誌などに登場し、「メイク」講座、コスメブランドの商品開発、プロデュースをしている。
ドラマは、女性4人組「劇団雌猫」のエッセー集「だから私はメイクする」(柏書房)を原案にした、シバタヒカリさんの同名マンガ(祥伝社)が原作。「メイク」を通して浮き彫りになる「社会」や「自意識」と闘う女性たちの悲喜こもごもを描く。
かつて女優としてドラマや映画などに出演していた神崎さん。今作のオファーを受けたときのことについて、「(キャストとして出演するのではなく)美容の世界を作るお手伝いをする方かと思っていたので、本当にびっくりした」と驚きを隠せない様子。元々原作が好きだったといい、「ストーリーもすごく共感するところが多かったんです。であれば、ぜひ美容の大事さや力を、ドラマという方法で多くの方に伝えることができたら、すごいことかもしれないと思って」と話す。
自身が演じたコスメショップのビューティーアドバイザー(BA)・熊谷すみれの印象について、「一人一人に寄り添い、そっと背中を押すような人」と表現した神崎さん。「もちろん知識も豊富ですが、その人の生き方をまず大事にするという人物。とても柔らかく、包容力のある女性です」と説明する。
久しぶりの女優業ということで、「『えー! 演技できるー?』って感じだった」と明かしたが、今回の熊谷役は、自身に近い部分があったという。「やっていること、言っていることが、あまり私との差がない役どころだったので、『私、演技してたかな!?』っていう感じでした。そこは本当にあんまり悩まずにできたので、それがよく出ているといいなと思っています」と手応えを話す。
そんな神崎さんに、今後も女優業を続けていきたいか尋ねてみると、「いやあ、もうないです!(笑い)」と即答。「今回も、この原作でこの話だからこそのことだった。美容家として日々心を込めてやっていきたい、というのがあるので、こういう“美”のドラマであれば、もちろんやらせてくださいって思うんですけど、いわゆるビューティーに関係ないところでのっていうのは、それは二度とないと思います(笑い)」。
美容家としての今後について、「今までと同じように、キレイになることももちろん美容なので大事なんですけど、そうじゃなくて、『もっと違う美容の楽しさもあるよ』というのをもっと大きな声で言いたいと思って」と話した神崎さん。
「『元気になるよ、自分が』とか、『なにかに挑戦できるような力がメークでわいてくるよ』とか。そういうことをたくさん伝えていきたいと思っていて。今回、今までと違うドラマという形でお話をいただきましたけれども、ファッションかもしれないし、声の仕事かもしれないし、いろいろ伝える方法ってあって。そういうチャンスを手にできるように、日々精いっぱい、美容と向き合ってやっていきたいと思っています」と力を込める。
最後に、視聴者に向けて、「今回のドラマは目で見られる楽しさもあるんです。毎回いろんなコスメが出てきて、使い方をストーリーの中で見ることができたり、コスメに込められているメッセージもたくさんあって、それを毎回楽しみにしていただけたら」と呼びかけた。
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