スタジオジブリが制作する新作長編アニメ「アーヤと魔女」が、12月30日午後7時半からNHK総合で放送されることが明らかになった。主人公アーヤの声優をオーディションで選ばれた平澤宏々路さんが務め、女優の寺島しのぶさん、俳優の豊川悦司さん、濱田岳さんが声優として出演することも発表された。寺島さんは孤児院で暮らすアーヤを引き取ることになる魔女のベラ・ヤーガ、豊川さんはベラ・ヤーガと一緒に暮らす怪しげな男・マンドレーク、濱田さんは黒猫のトーマスをそれぞれ演じる。アーヤやベラ・ヤーガらが登場する新たなカットも公開された。
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平澤さんは「オーディションの時は『合格するのは難しいかもしれないな』と思っていたので、アーヤの声優に選ばれたと聞いたときは本当にうれしかったです! スタジオジブリには歴代のジブリの作品がたくさん飾ってあって、本当にジブリの作品に参加できるのだと実感し、ワクワクしました! この素直な感情をそのまま伝えられるといいなと、思いながら収録させていただきました。強くて明るい、少し生意気だけど憎めない、そんなアーヤを楽しんでいただけたらなと思っています!皆さんの『ココロ』に響きますように!」とコメントを寄せた。
寺島さんは「人生初めてのアニメの声優で、スタジオジブリさんの作品に参加させていただけるなんて夢のような体験でした。どんな環境に置かれても見事にたくましく生きていくアーヤの姿は今この時期の私たちに、必ず勇気と希望を感じさせてくれることでしょう」と語っている。
豊川さんは「アーヤと魔女。憧れのジブリ作品にやっと呼んでいただきました。初の声優にドキドキでした。最初のセリフを口にした途端、ワクワクが止まらなくなりました。オトナのような君たちへ、コドモのようなあなたたちへ、今だからこそ、より愛したくなるすてきな(クリスマス)プレゼントになりました。どうか受け取ってくださいね!」とメッセージを寄せた。
濱田さんは「憧れのジブリ作品に参加させていただき、まるで夢のような時間でした。アーヤのどんな境遇も受け入れ、顔を上げて突き進む姿に勇気をもらい、笑顔にしてもらい、黒猫の僕に何ができるかわかりませんが、独り立ちできるまで、ずっとそばに居ようと思います」と語っている。
アニメは、劇場版アニメ「ハウルの動く城」の原作を書いた英国の作家のダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの児童文学「アーヤと魔女」が原作。自分が魔女の娘とは知らずに育った少女・アーヤがある日、奇妙な家に引き取られ、そこで意地悪な魔女と暮らすことになる。宮崎駿さんが原作を気に入り、長編アニメとして企画したという。
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