俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)のメインビジュアル第2弾が11月22日、公開された。長谷川さん演じる主人公・明智光秀の鬼気迫る表情を収めたモノクロ写真で、テーマは「現代の写真家が撮る『明智光秀の肖像画』」となる。
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写真家・内田将二さんの撮り下ろしで、メインビジュアル第1弾とオープニングタイトルバックと同様、広告制作チーム「TUGBOAT」の多田琢さんがクリエーティブディレクターを務めた。多田さんは「戦国時代の戦場にカメラを持ち込み、明智光秀を狙ってシャッターを切る。もしもそんなことが可能だとしたら……。長谷川博己さんに設定を伝えた後、スタジオで待っているとレンズの前には鬼気迫る表情の明智光秀が現れました。彼の目は、そこにあるはずのない戦場、いるはずのない敵を確実に捉えていました」と語った。
「麒麟がくる」の制作統括・落合将チーフプロデューサー(CP)は、「第1弾の奥山(由之)さんに続き、今度はタイトルバックを撮った内田将二さんが、500年前の戦国時代にタイムスリップし、戦場で戦う明智光秀を、ド迫力で撮影してきてくれました!」と声を弾ませる。
「現在放送中の中盤は、光秀が戦に明け暮れているパートで、疑問を持ちながらも麒麟を呼ぶために戦わざるを得ない光秀の激しくやるせない葛藤が、恐ろしい形相の光秀から伝わってきます。折しも現在日本は大変な状況にあり、歯を食いしばって困難に耐え、乗り切ろうとする光秀の表情に、私たちは自分を重ね合わせることができるかもしれません。物語はこれからクライマックスに向かいますが今後、光秀に振りかかる波乱がこのビジュアルからうかがい知れるかと思います。このビジュアルとともに、『麒麟がくる』後半戦をぜひお楽しみください!」と視聴者に呼びかけた。
「麒麟がくる」は59作目の大河ドラマ。1991年放送の「太平記」などで知られる池端俊策さんのオリジナル作。ドラマでは謎めいた明智光秀の前半生に光を当て、戦国の英傑たちの運命も描く、エネルギッシュな群像劇となっている。
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