麒麟がくる:光秀VS秀吉の心理戦から帝と拝謁まで「緊張しっぱなし」 本能寺フラグ立ちまくり?

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第41回の一場面 (C)NHK
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NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第41回の一場面 (C)NHK

 俳優の長谷川博己さん主演のNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」(総合、日曜午後8時ほか)第41回「月にのぼる者」が1月17日に放送された。同回では中盤以降、光秀(長谷川さん)と秀吉(佐々木蔵之介さん)の心理戦から、信長(染谷将太さん)への「平蜘蛛(ひらぐも)」の受け渡し、さらに “帝(みかど)”こと正親町(おおぎまち)天皇(坂東玉三郎さん)との拝謁まで、緊張感のあるシーンが続いた。

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 第41回は、大坂本願寺、丹波と、終わりの見えない戦に追われる光秀。追放された将軍・義昭(滝藤賢一さん)は、諸国の大名に向けて「信長を倒し幕府を再興せよ」と御内書を送り続けており、事態は混迷を極めていた。光秀は、訪ねてきた秀吉に、自分に密偵をはべらせ、行方不明の茶器「平蜘蛛」を隠し持っていることを信長に報告し、さも裏切ったかのように仕向けた調略について問いただす。

  信長への報告について「申し上げれば不義理。申し上げなければ不忠の極み」と自己を正当化し、光秀を“売って”出世の道を選んだことについても「同じことなら、総大将になり、敵を全て討ち果たして、この乱世を平らかにし、その後おわびをすれば、きっと明智様はお許しになると思い」と言い逃れをしようとする秀吉。そこで光秀から「貴殿にとって、平らかな世とはどういう世じゃ」と問われると、「昔の、わしのような貧乏人がおらぬ世ですかな」とぽつり。ここで光秀は「こたびは貸しにしておく。“口の軽い弟”はよく、しかっておくべきだな」と、それ以上の追及はしなかった。

 一方で秀吉は、光秀の屋敷に出入りしていた菊丸(岡村隆史さん)の正体を「知っている」ことを光秀に暗に伝えると、密偵役だった“口の軽い弟”を抹殺。さらに菊丸を消すため刺客を送る(菊丸は逃げ延びることに成功)。

 後日、光秀は「平蜘蛛」を携え、信長の元へ。空気がピリつく中、信長を「いかなる折も誇りを失わぬ者、志高き者、心美しき者」と見込んで、松永久秀(吉田鋼太郎さん)から譲り受けた「平蜘蛛」を今度こそ託そうとするも、イライラとする信長はその覚悟込みで「平蜘蛛」が「いくらくらいになるか」と金に換えると言いだし、光秀を唖然(あぜん)とさせた。

 そして、月見と称して正親町帝と拝謁する光秀。帝は、月にある不老不死の花を取りに月に上り、独り占めして神の怒りを買い、月に閉じ込められた奇妙な男「桂男」の話を例に出すと、「信長はどうか。こののち、信長が道を間違えぬよう、しかと見届けよ」との言葉を光秀に残す……。

 SNSでは「光秀と秀吉様の心理戦最高すぎる」「光秀秀吉対談、史実ならすごい史実」「こっわ!このノッブこっわ!」「ノッブと十兵衛の心が離れたなぁ」「緊張しっぱなしでの視聴」「今日の麒麟がくる、ずっと緊張状態だ」「終始緊張感あふれる回だった。ゾクゾクする」といった感想が書き込まれたほか、「全てが本能寺フラグに見える……いやだ……」「みんな本能寺に向けてフラグ立てすぎ!」「本能寺の変フラグ立ちまくりだわ」「完全なる本能寺フラグが完成した」との声も次々と上がった。

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