中村アン:髪バッサリ&ナチュラルメークで気づかれず「うれしい手応え」 「着飾る恋」羽瀬役が転機に

連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」に出演する中村アンさん(C)TBS
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連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」に出演する中村アンさん(C)TBS

 放送中の連続ドラマ「着飾る恋には理由があって」(TBS系、火曜午後10時)に出演する女優の中村アンさん。アーティストの卵・羽瀬彩夏を演じるにあたり、自慢のロングヘアを30センチ以上ばっさりカットし、撮影に挑んでいる。「この作品に出会えたことで、私にとってターニングポイントになるし、しようって気持ちで臨んでいます」と話す中村さんに、ショートカットにしたことによる変化や、羽瀬の印象について聞いた。

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 ◇アーティストの卵・羽瀬役 「ちょっと浮いた感じを出すことを意識」

 ドラマは、価値観の異なる人々が一つ屋根の下で恋を繰り広げる“うちキュン”ラブストーリー。インテリアメーカーの広報として活躍する“着飾る女”真柴くるみ(川口春奈さん)が、価値観の異なる人々と暮らしながら、恋をしたり、友情を深めたりする中で、よろいを脱ぎ捨て、自分らしく生きる姿を描く。

 中村さん演じる羽瀬は、近所の高級スーパーでデリバリーのバイトをする傍ら、現代アートの絵画やオブジェを作るアーティストの卵。人に合わせるというよりも、自分に合わせてほしい……というところがあり、中村さんは「あまり目線を合わせないようにしたり、声のトーンにも気をつけたり。ちょっと浮いた感じを出すことを意識しました」と明かす。

 撮影現場は、和やかな雰囲気といい、「休憩中は、(セットの)お家の真ん中に机があるので、そこに集まってたわいもない会話をしたり、わんちゃんと遊んだりしています」と話す。

 第4話では妊娠したかもしれない羽瀬と、真柴らルームシェアメンバーのやりとりが描かれた。「みんなの愛を感じるというか、助けてもらって、そこからは心を開き出して。(撮影現場が)和気あいあいとしているので、役になるときはみんなと仲良くないことを意識しました」と明かす。一方で、「いつも羽瀬ちゃんは遠くにいるので、そこに入りたいなという気持ちで、うらやましいなと思っていました(笑い)」と話している。

 ◇髪バッサリ&ナチュラルメークで登場 視聴者に気づかれず!?

 SNSでは、羽瀬を演じているのが中村さんだと「分からなかった」という意見も上がっていたが、「『中村さんどこにいたのだろうか?』という感じで言われて(笑い)。それはすごくうれしいですね」とにっこり。

 羽瀬を演じるにあたり、メークは眉毛と肌だけ。「羽瀬ちゃんを通して今までのイメージを脱却したい思いも強く、ほぼノーメークです。“中村アン”だと分からなかったという声があるととてもうれしく手応えを感じます」と喜びを語る。

 “かきあげヘア”でも人気を集めていた中村さんは、「長年その髪形を続けてきて。今回、その髪をバッサリ切って臨んだ作品ですし、『こういう役もできる』っていうことを見せたかった」という。

 撮影現場では、最初は中村さんだと気が付いてもらえなかったといい、「マスクもしていますし、(川口)春奈ちゃんに5回ぐらい『おはよう』って言っているのに、『え? (誰?)』みたいな感じでした(笑い)」とやりとりを明かす。男性陣の反応については、「(横浜)流星君は、『かっこいいっすね、ホント』と褒めてくれて。丸山(隆平)君も『ええやん』と。みんな優しいです」と話す。

 ◇髪を切ったことで「役に入りやすく」

 髪を切ったことによって、心境の変化もあった。「“中村アン”のトレードマークにしていた髪形を取っ払った今、すごく解放されて役に入りやすくなりましたね」と明かす。また、「羽瀬ちゃんを通して役を楽しめるようになったというか、『役を演じる』という意味が少し分かったような気がします」と続ける。

 第6話(5月25日放送)では、羽瀬の、陽人への“不意打ちキス”も話題となった。第7話(6月1日放送)では、陽人は、羽瀬の依頼でデッサンのモデルになってから何かモヤモヤとした気持ちを抱いて接していたが、ある時思い切って羽瀬の気持ちを尋ねてみることにしたが……と展開する。

 中村さんは、「(羽瀬と陽人の展開は)キラキラした感じというより、30代のリアルな感じです。箸休めじゃないですけど(笑い)、『ああ、あるある!』みたいな感じで見てもらえたらいいね、って丸山君とも話していたんです。二人の関係によってシェアハウスの暮らしも変わっていくと思うので、楽しみにしてほしいですね」と呼びかけた。

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