狂言師の野村萬斎さんが、松本潤さん主演で2023年に放送されるNHK大河ドラマ「どうする家康」に出演することが11月29日、明らかになった。同日に行われた出演者発表会見で発表され、萬斎さんは今川義元を演じることが分かった。細川勝元を演じた「花の乱」(1994年)以来29年ぶり、2度目の大河ドラマとなる。
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萬斎さんは、「室町時代に生まれたと言われる狂言をやっていることもあって、戦国時代には親しみというか、私の故郷のような気がいたしております。伸び伸びと演じさせていただきたいと思います」とVTRでコメントを寄せた。「このたびは(脚本の)古沢良太さんが、家康を鍛え上げるという魅力的な役にしていただけるようなので、大変期待しております」としている。
萬斎さん演じる義元は、高貴な名君。スマートで、スノッブ(知識や教養をひけらかす気取り屋)で、穏やか。公家文化にも精通する教養人、政治家で、仁徳による民のための王道政治を掲げる理想主義者。人質として預かった聡明な徳川家康(松本さん)に目をかけ、幅広い教養を身につけさせる。家康が父のように心から尊敬する人物。
ドラマは一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人・徳川家康の生涯を描く、ハラハラドキドキ、スピード感あふれる波乱万丈のエンターテインメント作となるという。
ドラマは、2023年から放送。2022年は小栗旬さん主演の「鎌倉殿の13人」が放送される。
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