香取慎吾:山本五十六は演じたかった「トップ・オブ・トップの役」 過去にそうそうたる役者、最初は“重圧”も

ドラマ「倫敦ノ山本五十六」で主演を務める香取慎吾さん=NHK提供
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ドラマ「倫敦ノ山本五十六」で主演を務める香取慎吾さん=NHK提供

 12月30日に放送されるNHKの太平洋戦争80年・特集ドラマ「倫敦(ろんどん)ノ山本五十六」(総合、午後10時)で主演を務める香取慎吾さん。真珠湾攻撃の作戦を指揮した提督・山本五十六を演じ、劇中では丸刈り姿を披露している。香取さんは、山本五十六について、「今、自分が演じたいと思い描いていた役の中で、“トップ・オブ・トップ”の役をいただけてびっくりしました」と明かしている。
 
 香取さんは、丸刈りの山本五十六役を、演じてみたかった“トップ・オブ・トップ”の役とする理由について、「これまではレギュラー番組を何本も抱えていて、その影響もあったと思うのですが、丸刈りにする役をそれほどやったことがなかったんです。もしも今、お芝居の仕事をさせてもらうのであれば、丸刈りの役をできたらいいなと思っていたときに、ちょうど山本五十六役のお話をいただいたんです」と説明する。

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 山本五十六といえば、故・三船敏郎さん、役所広司さん、豊川悦司さん、古谷一行さんらそうそうたる役者が映画やドラマで演じてきた人物。香取さんは、「(山本五十六を)演じられてきたいろいろな先輩方の作品を見てきたのですが、『自分がこの役をやらせていただくときがきたのか』と思い、最初はプレッシャーをすごく感じました」と告白。「大変な役を引き受けてしまったなと思った」としつつも、「周りの方が支えてくれて、山本五十六という役を僕だけではなく、みんなが作ってくれました」と振り返る。

 また今作は、香取さんが主演した大河ドラマ「新選組!」(2004年)以来、17年ぶりのNHKドラマとなった。久々に足を踏み入れた同局のドラマの撮影現場について、「セットやロケ先など、全ての規模が大きくて、ほかではあまり経験できないような“重厚”な場。足を踏み入れるだけで、自然と僕を役へと導いてくれるような現場でした。スタッフの皆さんのプロフェッショナルぶりにもびっくりしました」と印象を口にしていた。

 「倫敦ノ山本五十六」は、NHKの独自取材で明らかになった、海軍内部の極秘文書に基づく特集ドラマ。国民から「英雄」と呼ばれるようになる以前の、海軍という組織の中でもがき続けた山本五十六の姿を描く。

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