朝ドラ:2023年度後期は「ブギウギ」 ヒロインのモデルは戦後の大スター・笠置シヅ子

2023年度後期のNHK連続テレビ小説の脚本を務める足立紳さん
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2023年度後期のNHK連続テレビ小説の脚本を務める足立紳さん

 NHKは6月24日、2023年度後期のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)のタイトルが「ブギウギ」で、戦後の大スター、笠置シヅ子さんをヒロインのモデルにすると発表した。脚本は足立紳さん、音楽は笠置さんの「東京ブギウギ」を作曲した服部良一さんの孫・服部隆之さんが担当する。

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 連続テレビ小説の第109作となる「ブギウギ」は、「東京ブギウギ」や「買物ブギー」など数々の名曲を歌った戦後の大スター、笠置シヅ子さん(1914-1985年)が主人公のモデルとなる。笠置さんの人生を、激動の時代の中で、ひたむきに歌に踊りに向き合い続けた歌手の波瀾(はらん)万丈の物語として大胆に再構成。原作はなく、登場人物名や団体名などは一部改称して、フィクションとして描く。

 タイトルの「ブギウギ」は、陽気で踊り出したくなるような音楽リズムの一種。 ブギウギのように、ドラマで多くの人を明るく元気にしたいという思いを込めたという。

 ヒロイン・鈴子は、香川生まれの大阪育ち。銭湯の看板娘から、“ブギの女王”と呼ばれる戦後の大スター歌手となっていく。大阪の華やかなステージ、生まれ故郷・香川への思い、そして夢を追いかけ東京へ……と、さまざまな場所が舞台となる。

 制作統括の福岡利武チーフプロデューサーは「ブギのリズムに乗って明るく元気に歌うヒロイン鈴子は、笑顔がとっても魅力的な女の子です。そして厳しいけいこの中で、悩み苦しみながらも、多くの人を笑顔にする大スターへと成長していきます。真っすぐで人情に厚い、気取らないスターです! 毎朝、ヒロインの成長を見ながら笑って泣いて、おおいに楽しんでいただけるようなドラマを目指します」とコメント。

 また、「脚本の足立紳さんとは、毎朝、力をもらえるドラマにしようと話しています。 音楽の服部隆之さんは、『東京ブギウギ』の作曲、服部良一さんのお孫さんです。昭和歌謡のドラマの世界を、 鮮やかに表現していただきたいです。 毎朝がワクワクするドラマ『ブギウギ』をスタッフ、出演者一同、力を合わせてお届けしたいと思います」とコメントしている。

 キャストなど詳細は後日発表される。2023年春ごろにクランクインし、同年秋から放送予定。

 朝ドラは黒島結菜さんがヒロインを務める「ちむどんどん」が放送中。2022年後期は福原遥さんの「舞いあがれ!」、2023年度前期は神木隆之介さんの「らんまん」が放送される予定。

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