鎌倉殿の13人:「頼朝の孤独も分かっていた」りく 時政への思いは「愛情と欲まみれ」 宮沢りえ語る

大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でりくを演じる宮沢りえさん (C)NHK
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大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でりくを演じる宮沢りえさん (C)NHK

 俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)。6月26日に放送された第25回「天が望んだ男」では、宮沢りえさん演じるりくと大泉洋さん扮(ふん)する源頼朝の会話シーンが描かれた。

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 りくが頼朝に「共に京育ちで話が合うと分かっておりました」と親愛を示す場面もあったが、りく役の宮沢さんは公式ツイッターで公開された音声コメントで、「特に大泉さんとは、前準備としてあまり会話をしたわけではなくて、あのシーンが始まって2人のお互いの息で進んでいったという感じではあります」と明かす。

 さらに「りくはずっと頼朝を見ていて、権力者である頼朝の孤独も分かっていただろうし、彼の強さも感じていたし、最後の最後にこうやって2人で話すシーンがまさかあるとは思わなかったので、三谷(幸喜)さんの本に感謝だなぁと思いました。やっぱり楽しかったです」と振り返った。

 また、りくの夫の北条時政(坂東彌十郎さん)と頼朝を比べ、「まったく逆の人じゃないですかね。時政さんは本当に人を信じる力があって、家族を愛する大きさがあって。頼朝さんはとても孤独だし、『誰のことも信じなかった』というのが、どなたかのせりふでありましたけど、そういう意味で根本が時政さんと頼朝さんは違うんじゃないかなと。頼朝さんも時代に翻弄(ほんろう)されて、そういう生き方をせざるを得なかったんだと思いますけど、違いますね」とコメント。

 りくの時政への思いとして「時政さんにほれられている感じがしますけど(笑い)、りくはもっともっと頑張ってほしいし、もっともっと上を目指してほしいし、時政さんに統一してほしいと心から思っているでしょうし。そういう意味では愛情と欲がまみれているような気がします」と語った。

 7月3日は第26回「悲しむ前に」が放送される。

 安達盛長(野添義弘さん)が涙に暮れる中、義時(小栗さん)は先を見据え、大江広元(栗原英雄さん)らと頼朝の嫡男・頼家(金子大地さん)を次の鎌倉殿とする新体制作りを始める。

 しかし、比企能員(佐藤二朗さん)の力が増すことを嫌うりくが、時政をたきつけてこの流れに対抗。鎌倉に不穏な空気が流れる中、狩りから戻った頼家は……というストーリーが展開する。

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