わたしの宝物
第6話 生まれ変わったら本当の親子になれるかな・・・
11月21日(木)放送分
俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第27回「鎌倉殿と十三人」が7月17日に放送される。源頼朝(大泉洋さん)がこの世を去り、頼朝の嫡男・頼家(金子大地さん)が新たな鎌倉殿となった前回(7月3日放送の第26回)までが「長い序曲(プロローグ)」で、第27回から物語は後半へ。新章がスタートするといい、「パワーゲームの開幕!」「火花散らす権力闘争(バトルロイヤル)」と予告されている。ここでは、いまだ登場していない注目キャラクターを紹介する。
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前回、頼朝の死を受け、2代目鎌倉殿に選ばれた頼家。その頼家が「比企の乱」により、鎌倉を追われたあと、代わって鎌倉幕府3代将軍に就任するのが、源実朝だ。頼朝と政子(小池栄子さん)の次男で、今年2月のキャスト発表の際、ドラマの公式ツイッターでは「優れた政治を行うが、その急死が京と鎌倉の激震を呼ぶ」と紹介された。
これまで「平清盛」(2012年)、「軍師官兵衛」(2014年)といった大河ドラマや、2020年度前期の連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」に出演してきた柿澤勇人さんが演じることが決まっている。
前回で初登場した賀茂重長の娘・つつじ(北香那さん)が産む、“運命の子”が公暁(こうぎょう)だ。頼家の次男で、「父の無念を晴らすため日本史上に残る大事件を引き起こす」という。公暁役に抜てきされたのが寛一郎さん。父は上総広常役で「鎌倉殿の13人」に出演していた佐藤浩市さんで、3月のキャスト発表の際、注目を集めた。
寛一郎さん自身は今回が初の大河ドラマ。「実直であり、感情的であり、若さ故の愚かさもあり、作法がある中、個人の選択で、あの時代で仇(あだ)討ちの象徴と言ってもいい彼を、革命児として認識しています。そんな彼を演じられることをうれしく思います。時代と遊離してしまう彼の心情と近い部分を探して、表現していければと思っています」と意気込んでいる。
前回までの「長い序曲」において、登場のたびにSNSをざわつかせてきたのが、いまは梶原景時(中村獅童さん)に仕えている善児(梶原善さん)だ。もとは伊東祐親(浅野和之さん)の下人で、その祐親を含む数々の登場人物の「死」に関わってきたことから、オープニングのタイトルバックに名前があるだけで、「不穏」「悪い予感しかしない」「背筋が凍るんだが」といった声が上がるほど。視聴者から「アサシン(暗殺者)善児」と呼ばれ、恐れられてきた。
そんな善児(梶原善さん)に育てられた孤児(みなしご)のトウも、未登場の注目キャラの一人。厳密には、第24回「変わらぬ人」(6月19日放送)で、善児が範頼(迫田孝也さん)を殺(あや)めるのを見てしまった少女として描かれ、善児がその場で“殺さなかった”ことも放送時に話題となっていた。
成長した姿を演じるのは、中国武術の世界大会での優勝経験を持ち、アクション女優としても注目を集めている山本千尋さん。公暁役の寛一郎さんと同じく初の大河ドラマ。「大義名分の鎌倉時代に炎の化身のごとく、強く、儚(はかな)く、いい意味で裏切れる存在でありたいと共に、まずは初めての大河ドラマを思いっきり楽しみたいと思います」と語っていて、本格登場が待たれる。
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