鎌倉殿の13人:山寺宏一が大河デビューへ “中世きっての名僧”慈円役 「心して挑みたい」

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で慈円を演じる山寺宏一さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で慈円を演じる山寺宏一さん (C)NHK

 俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第32回「災いの種」が8月21日に放送される。同回から、声優の山寺宏一さんが、名僧・慈円役で登場する。山寺さんは大河ドラマ初出演。

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 演じる慈円は、後鳥羽上皇(尾上松也さん)に仕える中世きっての名僧。のちに「愚管抄(ぐかんしょう)」を著す。

 山寺さんは6月の出演発表の際、慈円について、「山寺という苗字であること、小学生の頃のあだ名が『和尚さん』だったことに感謝です」と冗談めかしつつ、「仏教界で地位を築き、政界にも影響を及ぼし、さらに自らの心の内を詠(よ)み数多くの名歌を残した慈円。知れば知るほど魅力的な人物だと感じています」と印象を明かす。

 「天下泰平を祈り公武両立を理想としたといわれている慈円が、このドラマでどのような役割を担うのか? 心して挑みたいと思います。三谷(幸喜)さんからは『威厳9割、いかがわしさ1割なイメージで』というアドバイスが。逆にならないよう気をつけます!」と意気込みを語っていた。

 「鎌倉殿の13人」は61作目の大河ドラマ。脚本は、2004年の「新選組!」、2016年の「真田丸」に続き3度目の大河ドラマ執筆となる三谷幸喜さんで、後の鎌倉幕府の二代執権・北条義時(小栗さん)が主人公。野心とは無縁だった若者が、いかにして武家の頂点に上り詰めたのかを描く。

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