海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
仕事と恋に奮闘しながら、夢に向かって真っすぐ生きる主人公・成川佐奈(永野芽郁さん)たちの成長を描く連続ドラマ「ユニコーンに乗って」(TBS系、火曜午後10時)。佐奈の憧れの存在であり、何かと佐奈の力になってくれる有名女性起業家・羽田早智を演じているのは広末涼子さんだ。インパクトのあるファッションも注目されているが、広末さんは「私は人の上に立ったり、人に指示をするような役をやるのはあまり多くないなと気がついて。そういう面ではエッジのあるスタイリングに助けてもらいました」と話す。今作の撮影現場で感じたことを広末さんに聞いた。
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「ユニコーンに乗って」は、「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」「Night Doctor(ナイト・ドクター)」(共にフジテレビ系)などの大北はるかさんのオリジナル作。自ら起業した教育系スタートアップ企業「ドリームポニー」のCEOを26歳の若さで務める佐奈のもとに、ある日突然、会社の雰囲気とは全く異なるおじさんサラリーマン・小鳥(西島秀俊さん)が転職してきたことで、佐奈の仕事や恋の環境が一変して……というストーリー。
広末さん演じる早智は、佐奈が起業するきっかけを作った大手通信会社「サイバーモバイル」のCEO。アパレルの店舗スタッフから一念発起して起業し、ファッションのECサイトを立ち上げ、ユニコーン企業となった経歴を持つ。家では息子想いのシングルマザーという役どころ。
佐奈たちのさまざまな“チャレンジ”を描く今作の台本を読んだ感想について、「お仕事ドラマだけれども、ビジネスだけではなくて、若い世代のキラキラした夢見る気持ちを後押ししてくれるすてきな脚本だなと思いました」と話した広末さん。
第1話では、右はミニで、左はロングといったデザインのプリーツスカート姿で登場するなど、早智のファッションも話題となっているが、「衣装もデコラティブなものが多かったし、アクセサリーも普段の役なら絶対につけない大きさのもので、数も結構つけていたので、ファッション誌の撮影をしているようで毎回楽しませていただきました」とにっこり。「第1話のスカートは物議を醸していたみたいなんですけど(笑い)、それぐらいの方がインパクトがあって良かったんじゃないかな!」と思いを明かす。
撮影現場では、座長の永野さんとCEOの佐奈が重なって見えたといい、「恋愛だけではなく、“スタートアップ企業のCEO”といういろいろな意味で負担の大きい役を背負って、芽郁ちゃんが大変そうでした。でも一生懸命さや、頑張りみたいなものがいつも見えていて、すごいなと思いました」と話す。
そんな永野さんの力になれればと思い、広末さんから手紙を渡したこともあったという。「一緒の現場にいるんだから、ちょっとぐらい相談に乗れたり、気持ちが安らいだり……みたいなことができたらいいなと思ったんです」と振り返る。しかし、永野さんと一緒のシーンはあまり多くなく、「『ドリームポニー』の仲間だったらよかったのに!と思うぐらいでした」と話す。
一方、永野さんは、広末さんについて「広末さんの明るさと気さくさに全キャスト・スタッフが癒やされています!」と明かしながら、「常に笑顔で、誰に対しても気さくにお話しされている広末さんの姿をまねしたい」とインタビューで語っていた。
そのことを伝えてみると、「やっぱり現場では、元気でいたいし、笑顔でいたいなと思います」と話した広末さん。「現場を明るくしたいし、重い空気とか、『自分が疲れている』っていうのを発生させないようにしたいなと。それは女優として意識していることかもしれないですね」と撮影現場での心構えを教えてくれた。
8月30日放送の第9話では、早智からドリームポニー買収を持ちかけられた佐奈は戸惑いを隠せなかったが、須崎(杉野遥亮さん)と栗木(前原滉さん)も同じ思いであることを確認し、買収の話を断ることに……と展開する。
広末さんは、「皆さんが不安になるような“買収”という言葉が出ましたが、早智さんがどうしたいのか、真意を見てもらえるとうれしいなと思います」と呼びかけた。
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