俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)第43回「資格と死角」が11月13日に放送され、比企尼(草笛光子さん)が回想で登場した。
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第32回「災いの種」(8月21日放送)のラスト。薄汚れた老婆のような姿で善哉(後の公暁、長尾翼君)の前に現れ、「北条を許してはなりませぬぞ。あなたこそが次の鎌倉殿になるべきお方。それを阻んだのは北条時政、義時、そして政子。あの者たちを許してはなりませぬぞ。北条を許してはなりませぬ」と強い口調で言い聞かせると、どこかへと去っていった比企尼。
第43回では、公暁(寛一郎さん)が、三浦義村(山本耕史さん)から、父・源頼家(金子大地さん)の死の真相を聞かされるシーンが登場し、義村の「あなたの父上は殺されたのです。北条の手によって」との言葉と共に、幼き日の記憶がフラッシュバックする。
公暁は思い出したように、こう口にする。「幼い頃、見知らぬ老婆が現れて、何やら呪文のような言葉を残していった。『北条を許すな。北条を許すな』と」――。
ここで義村は「北条は頼家様とその家族を皆殺しにした。本来ならば跡を継ぐべきあなたの幼い兄も義時に殺された。わずか6歳で。北条を許してはなりませぬ。そして、北条に祭り上げられた実朝もまた、真の鎌倉殿にあらず」と言葉巧みに公暁をたきつけ、その場を去る。
残された公暁は「許せぬ」とぽつり。“災いの種”ついに芽吹いた瞬間となった。
SNSでは「平六にまんまと乗せられて比企尼の呪文を思い出した公暁」「比企尼の呪い」「比企尼の呪いが効いています」「比企尼の呪い発動しちゃった」「公暁に根差した災いの種が、とうとう芽吹く」「比企尼がまいた災いの種に平六が水やって芽吹かせちゃいやがった」といった感想が書き込まれた。
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