鎌倉殿の13人:“成長著しい金剛”は苦肉の策 三谷幸喜「僕の力不足」 完パケ後に急きょテロップ

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本を手掛けた三谷幸喜さん
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NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の脚本を手掛けた三谷幸喜さん

 12月18日に最終回を迎えるNHK大河ドラマ鎌倉殿の13人」(総合、日曜午後8時ほか)の関連番組「三谷幸喜の言葉 ~『鎌倉殿の13人』の作り方~」(総合)が17日に放送され、脚本の三谷幸喜さんが話題になったテロップ「成長著しい金剛」の秘話を明かした。

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 同テロップは、第23回「狩りと獲物」(6月12日放送)で、子供だった第22回の放送から一気に青年の姿となった金剛(後の北条泰時、坂口健太郎さん)が登場したシーンで流れた。視聴者からほんとに成長著しすぎるだろwww」「成長著しい金剛って……。著しすぎるわ」「いや成長著しすぎでしょw」などとツッコミが相次ぎ、話題となった。

 三谷さんは「『この回のこのシーンから坂口さんが登場します』と聞かされたとき、なんか唐突な気もするなとは思いました。『八代将軍吉宗』(1995年)の子役が包帯を取ったら西田敏行さんになったみたいな面白い技を本当は使いたかったのですが、僕の力不足で思い付かなかった」と告白。

 「完パケを見たらものすごい違和感があって」と苦笑し、「これはさすがに視聴者にも、制作陣にも申し訳ないと思い、なんか今からできることはないかなと思って。『成長著しい金剛』というセリフを思い付いて(急きょ)これちょっとテロップで入れてくれませんか?ってお願いしました」と明かした。

 結果的に大きな話題となったが、三谷さんは「逃げですからね。ものすごく反省はしているのですが……。ちょっと面白かったからまあいいかなと。面白さはすべてに優先しますから」と語っていた。

 SNSでは「成長著しい金剛はそういうことだったのか!」「えっ順番そっちだったん!!!!」「後付けなんだ、狙ってなかったんだ」などと驚きの声が相次いでいた。

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