ドラマ1週間：「緊急取調室」が映画化で完結へ　「鎌倉殿の13人」はメモリアルブック　新大河「どうする家康」は松本潤が会見

　1週間の主なドラマのニュースをまとめて紹介する「ドラマ1週間」。今回（12月10～16日）は、天海祐希さんが主演を務める人気ドラマ「緊急取調室」（テレビ朝日系）シリーズが映画化をもって完結する話題などが注目された。前後編で取り上げる。

あなたにオススメ

「光る君へ」泉里香の大河デビュー　セーラームーンファン反応のワケ

　◇

　12月10日、2021年4月期にフジテレビ系“月9”（月曜午後9時）枠で放送された連続ドラマ「イチケイのカラス」の新作スペシャルドラマが、同局系の土曜プレミアムとして放送されることが明らかになった。「イチケイのカラス　スペシャル」と題して、2023年1月14日午後9時～同11時10分に放送される。前日に映画「イチケイのカラス」（田中亮監督）が公開されることを記念しての放送。

　10日、俳優の小栗旬さんが主演を務めるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」（総合、日曜午後8時ほか）で、雑色のトウを演じる山本千尋さんが神戸市立東灘区文化センター（神戸市東灘区）で開催されたイベント「大河ドラマ『鎌倉殿の13人』トークライブ in 神戸」に登場した。山本さんはトウの役作りについて、脚本の三谷幸喜さんから「最初に暗殺者リストが届いたんですよ。でも結局、殺したのは2人くらい。全然リストの人じゃないじゃんって（笑い）」と明かした。

　11日、TBS系「日曜劇場」（日曜午後9時）枠で放送される2023年1月8日スタートの連続ドラマ「Get Ready！」のポスタービジュアルが公開された。主演の妻夫木聡さん扮（ふん）する孤高の天才執刀医・波佐間永介（通称エース）が、仮面で顔の一部を隠した姿が写し出されている。

　12日、女優の北川景子さん主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「女神（テミス）の教室～リーガル青春白書～」（月曜午後9時）が、2023年1月9日にスタートすることが明らかになった。初回は30分拡大で放送される。ドラマは、ロースクール（法科大学院）を舞台にしたリーガル青春群像劇。実務家教員としてロースクールに派遣された裁判官の主人公・柊木雫（北川さん）が、法の教科書には載っていない「人」を知るための授業を繰り広げる。

　12日、俳優の遠藤憲一さんが、東山紀之さん主演のドラマ「必殺仕事人」（ABCテレビ・テレビ朝日系）シリーズを卒業することが明らかになった。2023年1月8日午後9時から放送されるスペシャルドラマをもって卒業する。今作の放送が発表された際には、「誰かがいなくなる」衝撃的な結末になると告知されていた。

　12日、小栗旬さん主演のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のメモリアルブック「NHK2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』メモリアルブック」（東京ニュース通信社）が発売された。第1回から最終回（12月18日放送）までの名シーン集や、主人公・北条義時役の小栗さんと北条政子役の小池栄子さんの独占2ショットグラビアと対談、キャストや脚本・三谷幸喜さんのインタビューなどが掲載される。

　12日、松本潤さんが東京都内で行われた2023年NHK大河ドラマ「どうする家康」（総合、日曜午後8時ほか）の記者会見に、有村架純さんらと登場。松本さん演じる徳川家康と家康の正室・瀬名を演じる有村さんが、第1回での共演シーンについて振り返った。一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、ドラマ「リーガルハイ」「コンフィデンスマンJP」などの古沢良太さんが脚本を担当。新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く、スピード感あふれる波瀾（はらん）万丈のエンターテインメント作となる。2023年1月8日スタートで、初回は15分拡大版。

　12日、女優の天海祐希さんが主演を務める人気ドラマ「緊急取調室」シリーズが映画化されることが明らかになった。「劇場版『緊急取調室 THE FINAL』」（常廣丈太監督）と題して2023年6月16日に公開。2014年1月から放送されてきたシリーズが、今作をもって完結する。「緊急取調室」は、井上由美子さんのオリジナル作。真壁有希子（天海さん）ら警視庁捜査1課「緊急事案対応取調班（通称・キントリ）」の面々が、数々の凶悪犯と心理戦を繰り広げる姿を描く。2014年に第1シーズンが放送されて人気を博し、2017、2019年、2021年とシーズンを重ねるごとに話題を呼んだ。

　13日、シンガー・ソングライターのaikoさんが、女優の菜々緒さん主演で2023年1月5日スタートの連続ドラマ「忍者に結婚は難しい」（フジテレビ系、木曜午後10時、初回15分拡大）の主題歌を担当することが明らかになった。aikoさんが同局系連ドラの主題歌を担当するのは「素敵な選TAXI」（2014年）以来9年ぶり。ドラマは「ルパンの娘」シリーズの横関大さんの同名小説（講談社）を実写化。互いの正体を知らずに結婚したライバル関係の忍者夫婦が、それぞれの特殊任務遂行に奮闘するラブコメディー。現代に生きる甲賀忍者の末裔（まつえい）・草刈蛍を菜々緒さん、その夫で伊賀忍者の末裔・草刈悟郎を鈴木伸之さんが演じる。

　13日、人気グループ「Sexy Zone」の菊池風磨さんが、2023年4月期の連続ドラマ「隣の男はよく食べる」（テレビ東京、水曜深夜0時半）で、女優の倉科カナさんとダブル主演を務めることが明らかになった。マンガ誌「月刊 officeYOU」（集英社）で連載中の美波はるこさんの同名マンガを実写ドラマ化。長年恋から遠ざかっていた“独身大人女子”大河内麻紀が、得意の料理を通して、よく食べる“肉食年下男子”本宮蒼太と恋に落ちる様を描く。倉科さんが麻紀、菊池さんが本宮を演じる。