吉田羊:大河ドラマ「光る君へ」で藤原詮子役 のちの一条天皇の母 平安時代の「出来る女」に

2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原詮子を演じる吉田羊さん=NHK提供
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2024年のNHK大河ドラマ「光る君へ」で藤原詮子を演じる吉田羊さん=NHK提供

 女優の吉高由里子さんが主演を務める2024年のNHK大河ドラマ光る君へ」の新キャストが、公式ツイッターで2月21日に発表され、吉田羊さんが藤原詮子役で出演することが明らかになった。大河ドラマには「江~姫たちの戦国~」(2011年)、「平清盛」(2012年)、「真田丸」(2016年)に続き、4度目の出演となる。

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 詮子は道長(柄本佑さん)の姉で、円融天皇に入内し、父・兼家(段田安則さん)の望み通り皇子をもうける。その懐仁親王(のちの一条天皇)を溺愛し、成人後も常に寄り添いながら、次第に宮廷での勢力を増していく。

 吉田さんは「詮子は、弟思いで情が深く、相手の長所や能力を見抜き、伸ばせる人。情勢を読む力にも優れ、さしずめ、平安時代の『出来る女』という印象です」とコメント。

 「道長にとっては頼るべき存在というところに今作では純真さが加えられ、中でも女が政(まつりごと)の道具として扱われることへの彼女の反発や心痛の描写は、高貴な家柄に生まれついたゆえの葛藤もさることながら、彼女がいたって普通の感覚を持った女性だったのかもと想像が膨らみました。同時に視聴者の皆様には、遠い平安時代ながら、現代を生きる私たちと何ら変わりない人々の物語として、身近に感じてもいただけるのではないでしょうか。もとより、そう感じていただけるように私自身、等身大で演じられたらと思っています」と話している。

 「光る君へ」は、平安時代が舞台で紫式部が主人公。紫式部は平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を書き上げた。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生を映し出す。

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