ドラゴンボールDAIMA
第6話 イナヅマ
11月18日(月)放送分
人気クリエーターのJUN INAGAWAさんがストーリー、キャラクター原案を手がけるオリジナルアニメ「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」が、4月7日からMBS・TBS・BS-TBSほかの深夜アニメ枠「アニメイズム」で放送される。謎の勢力の出現によってアニメ、ゲーム、マンガ、音楽、鉄道、コスプレなどあらゆるオタク文化が排除された日本を舞台に、オタク文化を愛する若き革命者のオタクヒーローと、3人の魔法少女が、好きなものを好きなだけ好きといえる世界のために戦う……という設定の魔法少女アニメだ。魔法少女を演じるのは、アナーキー役のファイルーズあいさん、ブルー役の愛美さん、ピンク役の黒沢ともよさんの3人。ファイルーズさん、愛美さん、黒沢さんに謎多き魔法少女アニメの収録の裏側を聞いた。
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愛美さん 何かと規制されがちな世の中ですけど、そこを一回取り除いて自由に作っているような熱量を感じます。
ファイルーズさん 「魔法少女」だけど「マジカルデストロイヤーズ」ですし、最初は、魔法少女もののオーディションを受けさせていただける!とウキウキしていたら、あれ!?となって(笑い)。オーディションの時から放送ギリギリの用語のオンパレードだったのですけれど、理性を吹っ飛ばして、何も考えずに自然に言える人が求められてるのかなと思い、普段は言いたくても言えない気持ちを解放して、思いっきり叫んだら、選んでいただきました。魔法少女ものは一般的に、必殺技を言う時に声が裏返ってしまってはいけませんが、この作品に関しては、むしろそれがいい!みたいなところもあります。汚ければ汚いほどいいみたいな空気を現場でも感じていて、私にぴったりだ!と思っています。
愛美さん 私は兵庫県出身なのですが、ブルーは関西弁の役だったので、私がやるしかない! 絶対に受かりたい!という気持ちでオーディションに臨ませていただきました。いざアフレコしてみると、ここまでぶっ飛んでいるとは……と驚いています。言ったことがないせりふばかりで、すごく楽しいですね。
愛美さん 基本的にコテコテで、たまに京都っぽさもありますね。セクシーな感じを出すときに、ちょっとはんなりしていたり。関西弁だからこそできるツッコミとかもあって、個人的にはすごくやりやすいです。すごく自由にお芝居をさせていただいていて、出会うべくして出会った役だと勝手に運命を感じています。
黒沢さん すごく難しいんです。オーディションも「ゴボ」しかなかったんです。いろいろなパターンの「ゴボ」がありました。意外とずっとしゃべってはいます。それを翻訳するブルーさんがいつも大変そうで……。
愛美さん ブルーはピンクちゃんを翻訳するので、せりふ量が倍になっています。その時は標準語になるので、標準語と関西弁の切り替え、感情の切り替えが難しくて。
黒沢さん ブルーさんの声に翻訳するブルーさんの声がかぶるシーンもあるんです。分散収録で、私だけ別の部屋で収録していて、リモートでつないでいただいています。
愛美さん リモートだけど同時に収録していて、ピンクちゃんの「ゴボ」とブルーの翻訳が同時にしゃべるんです。
黒沢さん テストの時のお互いの声を聞いて、そこで感覚をつかんで「ゴボ」を言っています。
愛美 ともよの「ゴボ」を頼りになぞろうとしています。翻訳だから感情が入りすぎるのもおかしいので、その案配を考えています。
ファイルーズさん お二人とは、この現場で初めて共演させていただいたのですが、二人のチームワークのよさを感じて、信頼し合っているんだ!と感じています。
ファイルーズさん 愛美さんはいつもパーカを着ていますよね。私は服で人を覚えるので……。
黒沢さん 服で覚えていただいているとしたら、マズいですね……。
ファイルーズさん 黒沢さんはこの前、水族館のイルカの調教師さんみたいな服を着ていたんです。個性的な……。
黒沢さん この季節にこんなに暑いのなんて信じられない!という日で、吸水性が良くて、衣ずれにならない機能性の高いジャージーを着ていたんです。上はポロシャツで……。
愛美さん あの時はすごく盛り上がったよね。ファイちゃんはアナーキーちゃんにぴったり。サブカル文化が大好きで、いろいろなことを教えていただいています。熱量に感動しています。
ファイルーズさん 愛美さんは自分と向き合っていて、すごく思慮深い方なんです。「自分に自信がなくなってしまう時がある」とおっしゃっていましたが、常にそれを乗り越えていて、本当にプロとして格好いい!と思っています。しかも、それを表に出さないんです。
黒沢さん 私の印象は水族館……。
ファイルーズさん 黒沢さんはダイヤモンドなのです。美しいんです! 心も見た目も。
黒沢さん よかった!
ファイルーズさん 国外に行きます。日本から生まれるサブカルチャー文化はオタクの礎になっているので、それがなくなってしまうのは悲しいです。ただ、魔法少女が存在する世界というのもロマンがありますよね。だからこの世界もちょっと見てみたい気がします。
愛美さん たしかにロマンがあるよね。
ファイルーズさん ただ、声優のお仕事がなくなっちゃいます。外画(外国映画)の吹き替えだけになっちゃいますからね。
ファイルーズさん オシャレですね。
愛美さん パンクっぽくて格好いいですね。グッズもすごくオシャレになりそうです。
ファイルーズさん デザイン自体はシンプルですが、それぞれのアイテムにキャラらしさが詰め込まれていて、すてきですね。レイヤーさんもコスプレしたくなりそうです。
黒沢さん 彼女もいろいろなことがあったらしく……。実は、JUN INAGAWAさんとは、この企画が立ち上がったくらいの時から知り合いだったんです。展示にお邪魔したことがあって、「これをアニメ化したいんだ!」という話を熱心に語っていただいたことがあって、それが本当にこんなすてきな形でアニメになったというのが感動的です。夢のある話ですよね。
ファイルーズさん JUN INAGAWA先生ワールドが全開です! 第1話から衝撃的なせりふのオンパレードなので、度肝を抜かれると思います。家族で見ない方がいいのかもしれません(笑い)。一人、もしくは分かり合えるオタク仲間と見てください。普段は言えないことを合法的に思いっきり大声で言えるので、私は一種のストレス発散みたいなところがあったりします。○○○○○○○○(※過激な言葉なので自主規制させていただきます)と言ったり。詳しくは本編で!
愛美さん 私は、一つのものにどハマりする方々を、すごくうらやましいと思ってきました。それについて語っている時がすごく楽しそうで、うらやましくて、私もそういうものを見つけたい、私もそういうものに出合いたい!と感じながら生きています。ブルーに関しては、第2話以降に乱れます。楽しみにしていてください。
黒沢さん JUN INAGAWA先生の一枚のイラストから物語が生まれてきたことが、ドラマチックだと感じています。高校生の男の子が授業中に描き始めた一枚の絵がここまで広がり、こんなにたくさんの人を動かす力があるんだ!と。
ファイルーズさん この作品を見た別の高校生が将来、すてきな作品を作ってくださるかもしれないですし。
愛美さん 創作意欲をかき立てられるところもありますよね。
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