4月12日にスタートする俳優の芳根京子さん主演の連続ドラマ「それってパクリじゃないですか？」（日本テレビ系、水曜午後10時）。奥乃桜子さんの小説「それってパクリじゃないですか？ ～新米知的財産部員のお仕事～」（集英社）が原作で、知的財産という難問をめぐって起こるバトルをテーマにしたオフィスドラマだ。お人よしの新米社員と妥協ゼロのエリート上司という“水と油コンビ”が知的財産を巡って奮闘する姿を描く。ここでは、常盤貴子さん演じる高梨伊織を紹介する。

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　◇存在感と実力を併せ持つキャリアウーマン

　高梨は、存在感と実力をあわせ持つ「月夜野ドリンク」開発部長。「月夜野の女帝」と呼ばれている。

　製品の開発だけでなく、月夜野ドリンク関連の案件にはすべて関わっており、いくつものヒットを生み出してきた。仕事に厳しく、隙（すき）を見せない。

　開発部に膨大なノルマを提示する親会社「上毛高分子化学工業」の弁理士の北脇雅美（重岡大毅さん）と最初は対立するが……。

　◇「それってパクリじゃないですか？」初回ストーリー

　月夜野ドリンク開発部の藤崎亜季（芳根さん）は、真面目でお人よしな新米社員。ある日、社運をかけたプロジェクトとして開発が進められている新ドリンクのボトル、通称「キラキラボトル」のデザインが、ライバル企業「ハッピースマイルビバレッジ」に盗まれる事態が発生する。

　ハッピースマイルでボトル開発を担当したのが亜季の大学の同級生だったため、亜季に情報流出の疑いがかけられる。開発部の高梨部長に問い詰められ、即座に否定するが、亜季は開発部の業務から外されてしまう。

　トラブルを調査するため、親会社「上毛高分子化学工業」の知的財産部から、弁理士の北脇雅美がやってくる。弁理士とは“理系の弁護士”といわれる、知的財産権のプロフェッショナル。亜季は助けを求めるが、北脇は近寄りがたい厳しい人物で……と展開する。