高畑充希:吸血鬼役「あまり見たことない毛色のドラマ」に 田中圭と夫婦役で初共演 4月18日スタート「unknown」

4月18日スタートの連続ドラマ「unknown」の一場面=テレビ朝日提供
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4月18日スタートの連続ドラマ「unknown」の一場面=テレビ朝日提供

 4月18日にテレビ朝日の火曜ドラマ枠(毎週火曜午後9時)でスタートする連続ドラマ「unknown」。吸血鬼であるヒロインとその夫という、秘密を抱えた夫婦によるラブサスペンスが展開する。吸血鬼の闇原こころ役を演じる高畑充希さんと、交番勤務の警察官・朝田虎松役の田中圭さんに、本作への意気込みを聞いた。

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 ◇高畑充希&田中圭 初共演、互いの印象は?

 ドラマは、徳尾浩司さんが脚本、瑠東東一郎さんが監督、貴島彩理さんがプロデューサーと、田中さん主演で人気を集めた連続ドラマ「おっさんずラブ」(2018~19年)のチームが再集結し、手掛けるオリジナル作。血を飲まないと生きられないが、人間を襲わず慎ましく生きる吸血鬼・こころと、世話焼きで情に厚い虎松の、互いに秘密を抱えたまま付き合い始めた2人の恋愛模様を、サスペンスタッチで描いていく。

 今作が初共演となる高畑さんと田中さん。互いの印象について、高畑さんは「圭さんの出演作はたくさん拝見していて、大好きで尊敬する先輩。初めて共演するのが夫婦で、夫婦を中心に回っていく話なのはラッキーだなと思いました」とニッコリ。田中さんも「シリアスからコメディーまで芝居の幅が広いし、歌が上手い。充希ちゃんと本格的に絡むのは初めてなので楽しみにしていました」と喜ぶ。

 「おっさんずラブ」の制作陣との再タッグに、田中さんは「久しぶりに仕事ができてワクワクしています。このチームは良い意味で変なことをするな、面白いことをするなって」と切り出し、「台本を読み、ものすごく難しいことをやろうとしていると感じましたが、成立させれば面白いドラマになると思いました。充希ちゃんはじめキャストとこのスタッフならできるかもという感じです」と自信をのぞかせる。

 連続ドラマ「にじいろカルテ」(2021年)で貴島プロデューサーとタッグを組んだ経験のある高畑さんも「貴島さんとはご一緒してから友達のようになっていたので、改めて仕事をするのが照れくさい気持ちもあります(笑い)」と喜ぶ。作風については「とんでもない題材。あまり見たことない毛色のドラマになると思います」と作風の印象を語った。

 ◇田中圭&吉田鋼太郎の「おっさんずコンビ」も再び

 こころの父で、吸血鬼の闇原海造を演じるのは、吉田鋼太郎さん。田中さんは「おっさんずラブ」でも共演していた吉田さんとの再共演を喜び「実際見てもらえば分かるだろうけど、ものすごくふざけた作品になっていると思う。吉田鋼太郎さんが面白いので(笑い)」と声を弾ませる。高畑さんも「(海造役は)鋼太郎さんしかできない役だなとは思います(笑い)」とうなずいた。

 今作は「多様性」をテーマに据えているが、田中さんは「何かメッセージが届けばいいなという思いは、物を作る者として常に持っています」と前置きしながら「それよりはシンプルに毎週みんなが楽しい1時間を過ごしてくれたり、面白いと言ってもらえたり、ただただ面白いものを作りたいです。今回も多様性という言葉を意識はせず、そこは見てくれた方がどう評価したり、何を感じるかという話だと思います」と語った。

 最後に、高畑さんは「最初は吸血鬼であることもテーマではあるけど、どんどんサスペンスとして次週を早く見たいという流れになっていきます。『今週の「unknown」見た?』と毎週楽しみにしてもらえるよう、撮影を頑張りたいです」と意気込んだ。(取材・文:遠藤政樹)

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