どうする家康:佐藤浩市が真田昌幸に 2年連続の大河ドラマ出演 オファーに「驚きました」

大河ドラマ「どうする家康」で真田昌幸を演じる佐藤浩市さん=NHK提供
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大河ドラマ「どうする家康」で真田昌幸を演じる佐藤浩市さん=NHK提供

 松本潤さん主演のNHK大河ドラマどうする家康」(総合、日曜午後8時ほか)に、俳優の佐藤浩市さんが出演することが6月16日、明らかになった。昨年大きな話題となった「鎌倉殿の13人」の上総広常役に続く、2年連続の大河ドラマ出演で、「どうする家康」では真田昌幸に扮(ふん)する。

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 真田昌幸は太平の世に移る中、戦国乱世の遺物のような存在。小国ながらも徳川をはじめ列強を手玉に取り、生き残りを図る反骨不屈の男。「表裏比興の者(表と裏を使い分けるくせ者)」とも呼ばれ、信玄(阿部寛さん)譲りの謀略を使い、家康(松本さん)に幾度も苦杯をなめさせる。息子たち家族を溺愛し、関ヶ原合戦に際しては、長男・信幸(吉村界人さん)と敵味方に分かれる苦渋の決断をする。キャッチコピーは「戦国乱世、最後の怪物」。

 佐藤さんは「真田昌幸は、いわゆる『策士』言われている人で、面白いエピソードがいくつか残っています。たとえば関ヶ原の合戦のとき、敵方の伝令から『城を通してほしい』と言われて、面白いからとそのまま通過させたとか。ただ、まことしやかなそういううわさが本当のことだったかどうかは、実際のところは分かりません。でも、ドラマを見る方がどういうふうに受け取るかも含めて、楽しく見せたいと思っています」と意気込んでいる。

 さらに「皆さんが持っているイメージを膨らませるのか、逆に全く違った見せ方にするかっていうことが、僕らの仕事なので。そういった遊びができるかどうかは、もちろん脚本次第ではありますが、従来とはどこか違った真田昌幸の側面が出せたら面白いかなと。皆さんが期待しているであろう、昌幸の老獪さは、十二分に感じていただけると思います」と自信をのぞかせた。

 また、2年連続で大河ドラマ出演の依頼があったときは「驚きました」と明かしつつ、「ただ、座長の松本潤さんのことは昔から知っていますから、何かご縁があればお手伝いできたらなという思いはありました。ですから、お話がきたときは『微力ながら参じます』と、そういう気分でした。これまで僕は、三谷(幸喜)さんの作品では『新選組!』で芹沢鴨を、『鎌倉殿の13人』で上総広常をやっていますが、それとはまったく違った出方の中で、お客さんに楽しんでいただければと思います」と語った。

 「どうする家康」は、一人の弱き少年が、乱世を終わらせた奇跡と希望の物語で、新たな視点で、誰もが知る歴史上の人物・徳川家康の生涯を描く。

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