良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
俳優の成田凌さん主演の連続ドラマ「転職の魔王様」(カンテレ・フジテレビ系、月曜午後10時)の第6話が8月21日、放送された。同話では、成田さん演じる毒舌だが敏腕なキャリアアドバイザーの来栖嵐が、転職を繰り返す求職者に転職についての考え方を語るシーンがあり、視聴者の反響を呼んだ。
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額賀澪さんの同名小説(PHP研究所)が原作の“転職”爽快エンターテインメント。毒舌な敏腕キャリアアドバイザーの来栖が、求職者の仕事や生き方への悩みを辛辣(しんらつ)な言葉で一刀両断しながらも、働く自信と希望を取り戻させる姿を描く。
第6話では、キャリアアドバイザーの仕事にやりがいを感じた未谷千晴(小芝風花さん)は、晴れて「シェパードキャリア」の社員になる。その直後、これまでに6回転職している“転職王子”こと八王子道正(宮野真守さん)から面談の申し込みが入る。かつて八王子を担当した広沢絵里香(山口紗弥加さん)が辞退したため、来栖と千晴のコンビが担当することになる。
39歳の八王子は不動産会社でマンション販売を担当。何度も売り上げトップで表彰されている。17年目の不動産営業は天職だが、1社にとどまるのが性に合わず、今の会社も3年目に飽きたという。来栖は「まるで戦場を渡り歩く傭兵(ようへい)ですね」と皮肉のこもった一言を放つが、自分の実績と能力に絶対の自信を持つ八王子は意に介さず、千晴はその強固なメンタルに驚く。
数日後、八王子は不動産販売会社の面接を受ける。自分よりキャリアが浅く実績も乏しいライバルを横目に自信満々で自己アピールした八王子は採用を確信するが、「キャリアアップにあまり興味はない」と答えたことで、選考に落ちてしまう。実は八王子は、出世をしたくないために転職を志望しており……と展開した。
同話では、選考に落ちた八王子に、来栖が「ふらふらしているアラフォーを許容してくれるほど、社会は寛容ではありません」と厳しい言葉を投げかける。さらに、出世したくないという八王子が「自分の実力で勝負して、結果を出して、次の会社に行く。そうやって自分のことを評価してもらって何が悪いんですか?」と怒りをあらわにすると、来栖が「転職は道の途中です。人生の第1章と第2章のつなぎみたいなものです。転職は、決して生きがいにするものではありません」と断言する姿が描かれ、SNSでは「痛いほど自分ごとのように実感できる」「あくまでも目的ではなく手段か」「いい言葉」と共感する声があがっていた。
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