全領域異常解決室
第7話 すべてお話します 物語はここから始まった
11月20日(水)放送分
2023年に連載50周年を迎えた手塚治虫さんの名作医療マンガ「ブラック・ジャック」が、俳優の高橋一生さん主演で、2024年にテレビ朝日でドラマ化されることが12月16日、明らかになった。「ブラック・ジャック」がドラマ化されるのは、2000年に放送された本木雅弘さん主演のテレビドラマ(TBS系)以来、24年ぶりとなる。原作マンガから厳選した有名エピソードを凝縮して放送するという。
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「ブラック・ジャック」は1973~83年に「週刊少年チャンピオン」で連載された手塚さんの代表作の一つ。手術の腕は神がかり的だが、法外な代金を請求する無免許医のブラック・ジャックが、医師から見放された難病の患者を次々と治療していく姿が描かれた。医師免許を持っていた手塚さんが、理想の医者として描いたことで知られている。過去に幾度となくアニメ化、実写化され、1981年に加山雄三さん主演で初めてテレビドラマ化(テレビ朝日系)。以来、さまざまな実写版や舞台版が制作されてきた。
本作では、映画「アルプススタンドのはしの方」、「女子高生に殺されたい」などで知られる城定秀夫さんが監督を担当。連続ドラマ「JIN -仁-」「義母と娘のブルース」(共にTBS系)、NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ごちそうさん」、2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう ~蔦重栄華乃夢噺~」などの森下佳子さんが脚本を手がける。
主人公のブラック・ジャックを演じる高橋さんは、「正直なところお話を頂いた時は、自分に出来るのかと思いました。いくら彼の矜持(きょうじ)や人情、生に対する思いが好きであっても、いざ自分が演じるとなれば、当たり前ですが話はまったく別です。それでもお受けさせていただいたのは、『おんな城主 直虎』などでご一緒させて頂いた脚本家の森下佳子さん、『民王』でプロデューサーをされていた飯田サヤカさんがお声掛けくださったこと。それが何よりも大きな決定打でした」と明かした。
ブラック・ジャックの扮装(ふんそう)をした自身を見た際には「僕は基本的に(人物デザイン監修・衣装デザインの)柘植伊佐夫さんが『大丈夫』と言ったら、大丈夫なんです。柘植さんはうそをつかない方で、ダメだったら何度でもやり直す方。その柘植さんが、僕がブラック・ジャックの扮装をした時に『うん』と言ってうなずかれたので、きっと大丈夫だろうな」と思ったという。
視聴者に向けて「『ブラック・ジャック』の世界や、手塚治虫さんのマンガがとても好きな方々に『うん、アリだわ』と言っていただかないと、失敗だと思っています。僕も自分自身が納得し許せる瞬間を求め、常に厳しい視線でお芝居を模索しているので、視聴者の皆さんにも厳しく見ていただきたいです」とメッセージを送った。
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