奥智哉:綾辻行人「十角館の殺人」で初のドラマ主演 青木崇高が相棒役に キャスト&特報映像&キービジュアル公開

Huluで配信されるドラマ「十角館の殺人」に出演する奥智哉さん(上段左)、青木崇高さん(上段右)らキャスト (C)綾辻行人/講談社 (C)NTV
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Huluで配信されるドラマ「十角館の殺人」に出演する奥智哉さん(上段左)、青木崇高さん(上段右)らキャスト (C)綾辻行人/講談社 (C)NTV

 人気作家・綾辻行人さんのデビュー作で「館」シリーズの1作目「十角館の殺人」を実写化したドラマ(3月22日からHuluで配信)で、俳優の奥智哉さんがドラマ初主演を果たすことが2月7日、明らかになった。奥さんは、元ミステリ研究会メンバー、江南孝明(かわみなみ・たかあき)を演じる。

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 物語の舞台は、1986年、十角形の奇妙な外観を持つ館「十角館」が存在する角島。この館を建てた天才建築家・中村青司は、焼け落ちた本館・青屋敷で謎の死を遂げていた。半年後、無人島と化していた角島に、大学ミステリ研究会の男女7人が合宿で訪れる。その頃、海を隔てた本土では、かつてミス研メンバーだった江南孝明のもとに、死んだはずの中村青司から1通の手紙が届く。江南は調査を進める中で島田潔という男と出会い、行動を共にする。一方、十角館ではミス研の1人が何者かに殺害される。疑心暗鬼に陥り、互いに仲間を疑いはじめるメンバーたち。孤島である角島から出ることができるのは、1週間後だ。二つの物語から起こる衝撃の結末とは?

 江南孝明を演じる奥さんは、2004年7月18日生まれ、神奈川県出身。2020年にNetflixオリジナルドラマ「Followers」で俳優デビュー。2021~22年放送の特撮ドラマ「仮面ライダーリバイス」にレギュラー出演。二宮和也さん主演の映画「ラーゲリより愛を込めて」で映画デビューを飾った。昨年は福山雅治さん主演の連続ドラマ「ラストマン-全盲の捜査官-」に捜査1課メンバー最年少の長谷川壮太役で出演した。

 俳優の青木崇高さんが、江南孝明と行動を共にし、「死者からの手紙」の謎を追う島田潔を演じることも発表された。また、江南孝明をいつも気にかけているアパートの大家、松本邦子を濱田マリさん、十角館で起きた事件の真相を追う刑事で島田潔の実兄・島田修を池田鉄洋さんが演じる。

 その他、悲惨な事件が起きた青屋敷の元庭師で、今は行方不明となっている吉川誠一を前川泰之さん。中村青司の妻であり青屋敷で謎の死を遂げた中村和枝を河井青葉さん。行方不明となっている吉川誠一の帰りを本土で待つ妻、吉川政子を草刈民代さん。そして、中村青司の実弟で、島田の友人でもある中村紅次郎を「東京03」の角田晃広さん。青屋敷と十角館を設計した天才建築家であり、青屋敷で死亡したとされる中村青司を仲村トオルさんが演じる。

 実写映像化にあたっては、ハリウッド仕込みの映像演出で緊張感のある作風を得意とする内片輝(うちかた・あきら)さんが監督を務める。脚本は、八津弘幸さんが手がける。

 解禁されたキービジュアルには、天才建築家・中村青司が設計した十角館の平面図に、残像のように複数の表情が施された江南孝明、島田潔の2人があしらわれている。十角館の各部屋にはノイズで表情が隠されたミステリ研究会メンバーが描かれ、十角館で起こる惨劇を表すかのようなビジュアルが表現されている。30秒の特報映像も解禁された。

 奥智哉さん、青木崇高さん、内片輝監督のコメントは以下の通り。

 ◇奥智哉さん

 「十角館の殺人」という世界中のミステリーファンに愛され続けている作品の実写化ということで、とんでもない作品に主演として携わるんだというプレッシャーを感じていましたが、内片監督がクランクイン前から撮影期間中もずっと僕たち役者に寄り添い続けてくださり、そのおかげでなんとか乗り越えることができました。また、島田役の青木崇高さんからはお芝居だけでなく、人としてのあり方についても教えていただき、撮影期間は学びあふれる刺激的な毎日を過ごすことができました。すてきなキャスト、スタッフみんなで誠心誠意を込めて作った作品になっています。原作ファンの方々には「どうやって実写化しているのか」を早く見ていただきたいですし、初めての方には衝撃の結末を早く味わっていただきたいです。配信スタートをお楽しみに!!

 ◇青木崇高さん

 内片監督とはもう10年ものお付き合いで、多くの作品でご一緒しています。ある現場の立ち話で、「映像化不可能と言いながらどんどん映像化される中、本当に映像化不可能な作品は果たしてあるのか?」という内容で盛り上がったとき、監督が挙げたのがこの「十角館の殺人」でした。時を経て、制作が決定したと聞いた時、私は耳を疑いました。いや内片監督、不可能なんでしょ!?と。

 原作本を読んでみたら確かに……これは絶対に不可能だ。無理だ。なぜこの作品を? まさに監督自身がミステリー。

 原作を未読の方も既読の方も、「あのシーン」にはシビれるはず! さあ、ナポレオンもびっくりの「十角館の殺人」お楽しみあれ! 

 ◇内片輝監督

 この2人、コンビ感が素晴らしい。同年代キャストの芝居を研究するため出番のない撮影に帯同する奥智哉の大胆さ。それでいて繊細で、撮影中の不安を正直に吐露してくれるときもあった。何度も一緒の現場を走り抜けてくれている青木崇高には全幅の信頼を寄せていた。島田として完成度高く現場に存在してくれた姿勢には感謝しかない。このコンビの笑顔は、作品の大事なスパイスであり、メインディッシュでもある。ぜひ注目してほしい。

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