放課後カルテ
第7話 お前が学校に来ようが来まいがどうでもいい
11月23日(土)放送分
人気グループ「Travis Japan」の松田元太さんと俳優のMEGUMIさんが、「King & Prince」の永瀬廉さんが主演を務め、テレビ朝日系で4月20日から放送される連続ドラマ「東京タワー」(土曜午後11時)に出演することが明らかになった。松田さんは年上の女性との恋愛に憧れる大学生、大原耕二役を演じ、MEGUMIさんは20歳以上年下の耕二と禁断の恋に踏み出す人妻の川野喜美子役に扮(ふん)する。
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「東京タワー」は、ベストセラーとなった江國香織さんの同名小説のドラマ化で、主演の永瀬さん演じる21歳の医大生、小島透と、20歳以上年上の人妻、浅野詩史(板谷由夏さん)との許されない愛を描く。永瀬さんと松田さんは同じ1999年生まれで以前から交流があったが、ドラマは初共演。今作で、共に年上の女性との危うい恋に溺れる役を演じる。
初共演について、永瀬さんは「デビューしてからはなかなか一緒に仕事もできず絡みは減っていたので、今回共演できるのはとてもうれしいし、楽しみです」と喜び、松田さんも「1999年生まれ同士、お芝居でも自然な仲の良さを出していけたらいいなと思います」と意気込みを語った。
ドラマでは、いつもと変わらない毎日に飽き飽きしながら生きていた医大生の透は、女性建築家の詩史と出会い、詩史の事務所に招かれる。やがて2人は逢瀬を重ねていく。一方、透と同じ大学に通う親友の大原耕二は、年上の女性に惹(ひ)かれる透の様子に焦りを感じ、家庭教師先の主婦、川野喜美子を誘惑しようとして……と展開する。
松田さん、MEGUMIさん、永瀬さんのコメント全文は以下の通り。
ーー江國香織さん原作の「東京タワー」は、2005年に映画化、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化です。今回、この作品への出演が決まったときのお気持ちを聞かせてください。
大人の禁断の恋を描いたすてきな作品に出させていただけることが、素直にとてもうれしかったですし、すぐに先輩である岡田准一さん、松本潤さんが出演されていた映画も拝見しました。大原耕二という役を演じるにあたって、自分なりの耕二を考えつつ、また共演者の方々と現場でセッションしながら作っていけたらいいなと思っています。
ーー2005年の映画では松本潤さんが演じられた大原耕二役を、今回は松田さんが演じられますが、役作りはどのようにしたいと思っていますか?
耕二を演じるにあたって、いろんな共演者の方々と役の上での関係性を築いていきたいと思いますし、僕自身もどれだけ耕二に寄り添えるか、それを自分の中でも課題として持っています。そこを深く追求しながら、監督さんやスタッフさん、共演者の皆さんとコミュニケーションをとっていけたらいいなと思っています。僕と耕二の共通点は、いいあんばいの適当感というかちょっと雑な感じとか、いわゆる男の子っぽいところだと思います。そういった似ている部分も大事にしながら、MEGUMIさんとのシーンなどは耕二の表情も一つ一つ大切にしながら演じたいと思っています。そして永瀬廉が演じる透との関係性も大事に、透を支えるような人間らしさも出していけたらと思っています。今の時代ならではの小島透、大原耕二が、どう描かれるのか、楽しみです!
ーー今作では、MEGUMIさん演じる主婦の喜美子と20歳以上差の恋愛をすることになりますが、そんな新たな挑戦への意気込みは?
いろんなドラマ、映画を見るのは好きなので、“禁断の恋”というなかなかできないシチュエーションというのは、憧れがありますし、皆さんにぜひ新しい松田元太をお見せしたいです! MEGUMIさんは、かっこよくてストイックなイメージ。バラエティーなどでもよく拝見していて、「姐さん」という感じでした(笑い)。今日初めてお会いしましたが、とてもおきれいで、これからご一緒するのがとても楽しみです。
ーー松田さんにとって「大人の女性」の魅力とは、どんなところにあると思いますか?
もちろん自分からしたら年上の女性のほうがしっかりしているというイメージですが、それが2人きりになったタイミングなどで違った空気感になるというか、一緒に過ごしているときに自分にだけ見せてくる顔みたいなギャップに惹かれるのかもしれないですよね。
ーー永瀬さんとはドラマ初共演ですが、現場で楽しみにしていることなどはありますか?
僕も廉もサッカーが大好きで、昔はよくフットサルを一緒にやったりしていたんですが、最近はなかなか会えなくて……。今日久々に会ったら「元ちょす」って呼ばれたんです。どうやら僕がいないところでも「元ちょす」って呼んでくれていたみたいなんですが、1999年生まれ同士、お芝居でも自然な仲の良さを出していけたらいいなと思います。(バラエティーでの松田のキャラが“ビジネスバカ”かどうか確かめたい、という永瀬に)いや、僕はこれが素ですから(笑い)! しかも、なんなら僕より廉のほうが“おバカ”な部分ありますからね(笑い)。しっかり者ぶってるな、って思うので、そこはもうお互いこのドラマの撮影期間中に暴いていきましょう!
ーー松田さんにとって東京タワーとはどんな存在ですか?
僕、東京タワーに上ったことないんです。下にスタジオがあって、事務所に入りたてのころ、そこで歌番組の収録をすることがあったので、その思い出が強いです。
ーードラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
透と詩史、耕二と喜美子のラブストーリーで皆さんをドキドキさせるのはもちろんのこと、透と耕二の関係性も楽しんでいただきつつ、毎週楽しみにしていただけるドラマにできたらいいなと思います。
ーー江國香織さん原作の「東京タワー」は、2005年に映画化、韓国でのドラマ化を経て、日本では19年ぶりの映像化です。今回、この作品への出演が決まったときのお気持ち、原作を読んでの印象などを聞かせてください。
江國先生の本は大好きで何冊も読んでいました。でもこれまで映像化された作品には出演したことがなかったので、本当にうれしく思いました。「東京タワー」は当時、まだ自分も若かったのもあり、なんというか大人の禁断の恋というのをのぞき見て、こんな世界があるんだ、とドキドキしながら読んでいました。その頃から比べると私ももう変わり果てました(笑い)。でも母としての経験や、女性としての経験も積んで、理解度も深くなったつもりではいますので、今回実際にこの世界に自分が入り込めることにとてもワクワクしていますし、そんないろんな経験が生かせたらいいなとも思っています。
ーーMEGUMIさんが演じる川野喜美子はどんな女性だと考え、どんな風に演じたいですか?
喜美子は結婚してからもちろん幸せな日々もあったとは思うんですけど、自分の本来発揮できるようなパフォーマンスを封じ込めている人なのかなと思っています。「鳥かごに入っているようだ」という表現がせりふにもあるのですが、いつもそうやっていろんなことを抑え、やりたいこともできず、褒めてくれる人もいない、すごく孤独感を抱いている女性なんじゃないかと思います。そんな中で耕二に出会って、その抑えていた部分があふれ出ていく……と。喜美子のそういうところで共感してくださる視聴者の方もたくさんいらっしゃるんじゃないかと思うので、皆さんのそういう思いを背負ってやりたいなと思います!
ーー松田元太さん演じる大原耕二と“20歳差の恋愛”をすることになりますが、いかがですか?
うらやましいですよね、シンプルに(笑い)。本当に女性の夢と言いますか、ほぼ現実ではありえないエピソードだとは思いつつ、今の時代って女性も選択肢が増え、美容の部分でも進化して、見た目という部分ではすごく若々しい方もたくさんいらっしゃると思うんです。なので、もしかしたら私が知らないだけで、こういう恋愛をされている方々もたくさんいるのかも……? そういったちょっと光というか、女性の願望のようなものをドキドキワクワクしながら演じていきたいです。
ーーMEGUMIさんが考える“大人の女性”の魅力とは、どんなものだと思いますか?
昔って一歩引いて男性の後ろについていく女性が良しとされていた時代があったと思うんです。でもコロナ禍やいろんなことを経て、やっぱり男性も大変じゃないですか! 自分のことだけで必死だったりする人も増えたりしていて。ダイバーシティーや、いろんな価値観がもっとフラットでもいいんじゃないかっていうこの時代の中で、女性も自立してきて、男性の方が女性に頼りたいっていうような価値観も増えてきているんじゃないかなって思うんです。若い男の子に聞いても、「俺が守ってあげなきゃ」っていう女の子よりも、自立していてアクティブな女の子のほうがいい、って言っている子が多くて、「あぁ、そういう時代なんだな」と思いました。もしかしたら、大人の女性、若くても自立した女性っていうのが今の時代の女性像の真ん中にいるのかもな、って個人的には感じています。なので、見てくださる方々も「私なんてもうこの年だから」なんて思わずに、大人の女もまだまだだぞ、という思いで見ていただけたらと思いますね。
ーー松田さんの印象はいかがですか?
メディアを通して拝見していると、キラキラされていて……。そんな松田さんと私でどんな2人になるのか、想像がつかないですね(笑い)! そもそも私自身、恋愛モノっていうのがあまり経験なくて、だいたい主人公の女の子の恋を応援する、もしくはぶっつぶす!みたいな役が多かったので(笑い)、がっつり恋愛するっていう役、珍しいんですよ。ましてやすごく年下! もう、自分の中では二つも三つも大きなチャレンジで緊張しています(笑い)。
ーーMEGUMIさんにとって“東京タワー”はどんな存在ですか? 過去の思い出があれば、そのエピソードもお願いします。
上京してきて初めて見たときは、「よしここで頑張るぞ」って思いました。そしてこの世界でお仕事を始めて、そうすると日々いろんなところに行くじゃないですか。その帰り道、車の中から東京タワーが見えると「今日はちょっとうまくいかなかったな」とか「今日はよかったかな」とか、1回自分の中で感情が爆発する、そのスイッチみたいな気がします。すごくアイコニックな存在なので、自分の気持ちを投影したり、過去にこういうことがあったな、とか上京してきたときはこんなだったな、とか、色濃い記憶が思い出される場所、という感じですね。
ーーこれからクランクインを迎えるにあたって、現場で楽しみにしていることはありますか?
とにかく初めてのことばかりなので、自分の経験みたいなものが役を通していい形に発揮できたら、と思いますし、喜美子という女性がなぜそんなにも自分を抑えて生きているのかという部分もしっかり丁寧に作って、見ている方々にも共感していただけるお芝居ができたらいいなと思っています。
ーードラマを楽しみにされている視聴者の皆さんにメッセージをお願いいたします。
女性の願望のようなものが集約されたこの作品で、もしかしたら自分にもこういうことがあるかもしれない、とかちょっときれいになったらドキドキするようなことがあるかも、っていう少し際どい、でも皆さん誰しもが持っている感情みたいなところに共感し、ドキドキしながら毎週見ていただけたらと思います。
(松田)元太とドラマでは初めて共演します。お互いデビューする前は一緒に仕事したり、プライベートでは温泉に行って卓球したり、遊んでいたんですけど、デビューしてからはなかなか一緒に仕事もできず絡みは減っていたんです。なので、今回共演できるのはとてもうれしいし、楽しみです! 最近、元太をバラエティーで見ることが多くて、「あれ、こんなキャラやったっけ?」と思うことがすごくあるので、元太のバカが「ビジネスバカ」なのかも、しっかり現場で見極めて、皆さんに発信していけたらと思っています!
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