俳優の河合優実さんが連続ドラマ初主演を務め、昨年5~7月にNHK・BSプレミアムで放送された「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が、同局の「ドラマ10」枠(総合、火曜午後10時)で7月9日から放送されることになった。
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原作は、作家・岸田奈美さんの同名エッセー(小学館)。ベンチャー企業家だった父が急逝し、母は突然車いす生活に。弟はダウン症、祖母は物忘れ。そんな家族をめぐり、笑えて泣けて考えさせられ、心がじんわり温かくなる日々の出来事をつづっている。
ドラマでは、岸田さんが実話をもとに描いたエッセーに、家族や関係者への取材によるエピソードや、独自の視点での脚色を加えて表現している。
主人公で高校生の岸本七実を演じるのが河合さん。母・ひとみ役を坂井真紀さん、父・耕助役を、放送中の連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(TBS系、金曜午後10時)で夫を演じた錦戸亮さん、祖母・大川芳子役を美保純さんが演じる。ダウン症の弟役には、オーディションを経て、新人の吉田葵さんが起用された。
今回放送されるのは、演出の大九明子さんによる再編集を経た「短縮版」となる。
河合さんは「自分にとって、本当に大切な作品です。このかけがえのない、宝物のようなドラマを、よりたくさんの方にご覧いただけることが大変うれしく、この機会に心から感謝しています」とコメント。
さらに「家族の世界を一緒に作ったキャストのみなさんと、スタッフのみなさん、大九明子監督、そして家族の物語を我々に貸してくださった岸田奈美さん一家、みんなのエネルギーがあの時ひとところに集まり、他に類を見ないあたたかな奇跡をまとったドラマができあがりました。どうか画面の向こうのみなさんに届きますように」とメッセージを送った。
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