伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「虎に翼」（総合、月～土曜午前8時ほか）の第10回が、4月12日に放送され、寅子（伊藤さん）の親友で、義理の姉の花江（森田望智さん）が見せた表情が、視聴者の間で話題となった。

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　第10回では、判決の日。寅子たちの予想は外れ、妻が着物を取り戻すことが認められる。大喜びする女子部の面々だったが、よね（土居志央梨さん）だけは「甘い」と怒りを隠さない。裁判には確かに勝ったが、あの女性の受ける扱いは変わらない、と言うよね。寅子は、着物を返還された妻・峰子（安川まりさん）の「離婚裁判は続くが、最後まで戦う」という言葉に、「法律は盾のように人を守るためのもの」だと考えるようになる。

　よねからは「分かり合えない」と言われても、寅子はよねのことを「地獄の道を行く同志」と認め、「知らない誰かのために涙して、憤慨するあなたはとってもすてき」と“ほめ殺し”し、みんなで笑い合うが……。

　寅子の兄・直道（上川周作さん）と結婚し、猪爪家に入った花江は、同回の終盤、姑のはる（石田ゆり子さん）と台所に立ち、夕飯の支度をする。はるに料理の味見をしてもらう花江だったが、はるの「うん、悪くない。でもね、もうちょっとお砂糖入れても」との言葉に「あ、はい」と返事しつつ、次の瞬間、いつもの笑顔が消えた。

　SNSでは「あ、今ちょっと不満そうな顔した、花江ちゃん…」「花江ちゃん、小さなこと、取るに足らないことの積み重ねなんだよね…」「花江ちゃんの味見をしてもらったあとの表情も気になるよ」「花江ちゃん、わかるわぁ」などと視聴者は反応した。

　同回本編後に公開された次週第3週（4月15～19日）の予告では、寅子に「トラちゃんにお嫁に来た人の気持ちなんて分からないわよ」と告げる花江の姿も映し出され、「来週はお義母さんとのご飯支度で一瞬顔が曇った花江ちゃんにスポットが当たるんだな」「来週の花江ちゃんは爆発」「こうしてほんのちょっとずつ不満が積み重なりやがてあふれ出してしまうのか」といった心配の声も寄せられた。