Netflixが、日本初となる男性同士の恋愛リアリティショー「ボーイフレンド」を7月9日から配信すると発表した。これまで主に異性同士の恋愛に焦点を当ててきた日本の恋愛リアリティショーの歴史に新たな1ページを刻む。

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　「ボーイフレンド」では、同性が恋愛対象の9人のボーイズが、海の近くのビーチハウス「Green Room」で約1カ月間の共同生活を送りながら、皆でコーヒートラックを運営する。全10話を、7月9日から毎週火曜に4回に分けて世界独占配信する。

　恋人探しのため、生涯の友を見つけるため、自分を変えるため……さまざまな理由で集まった9人。今作は、恋愛リアリティショーでありつつも、恋愛成就のみならず、一生ものの友情を育むことや、宝物のような思い出の1カ月を過ごすこともゴールとしている。

　スタジオMCは、MEGUMIさん、ホラン千秋さん、青山テルマさん、ドラァグクイーンとして活躍するドリアン・ロロブリジーダさん、徳井義実さんの5人が務める。

　エグゼクティブプロデューサーは、数々のリアリティショーを手がけてきたNetflixの太田大さん。制作の背景について「彼らの恋愛だけでなく、友情や成長を描きたいという思いから始まりました。その後の人生において『2度目の青春だった』と思えるような、かけがえのない時間を過ごしてもらえればと思い企画しました」とコメント。

　プロデューサー及びキャスティングを担当したのは、モデル、DJとしても活躍しながら、YouTubeチャンネル「TAIKINOAH」でパートナーとの日常を投稿するTaikiさん。「出演者に対しては一人一人、丁寧にヒアリングを重ね、皆が愛されるような人、番組であるということを常に心がけて制作に挑みました」と話している。

　MCのコメントは以下の通り。

　◇MEGUMIさんのコメント

　好きな人には好きと伝えて、失恋したら友達に抱きしめてもらって、、恋ってやっぱりステキだな。そんなことを教えてくれたBoysたち。この番組を通して、彼ら全員の事が大好きになりました。キュンキュンして泣いて、温かい気持ちになる「ボーイフレンド」ぜひご覧ください。

　◇ホラン千秋さんのコメント

　恋愛リアリティショーという枠組みの作品ではありますが、必ずしも恋愛をしなくてはいけないわけではないし、告白をしなきゃいけないというルールがあるわけでもない。「人生のある1カ月という時間を共有してみましょう」という、純粋な記録のような作品だからこそ、これまでと違った胸の打ち方をしてくるんです。この番組の先でも続く参加者皆さんの人生に影響を及ぼすような出来事がたくさん起こりますし、私たちも彼らの日常から多くのことを感じ取り、学びました。「恋愛リアリティショーなんだけどヒューマンドラマ」そこを感じとっていただける物語です。

　◇青山テルマさんのコメント

　「ボーイフレンド」を見ると、自分と向き合えるきっかけをくれたり、考えさせられる。小さいことを幸せに感じられる瞬間が多く、映像もキレイだし、グリーンルームの世界観がとても美しい。みんなでご飯食べる、仕事にいく、散歩する、デートする、シンプルなことの中に幸せを感じられる瞬間がちりばめられているので、とにかく見てほしい。あとスタジオメンバーが最高すぎて世界配信ってことを忘れて、いろいろな話をしちゃったな～（笑い）。

　◇ドリアン・ロロブリジーダさんのコメント

　実を言うと、恋愛リアリティショーってずっと苦手だったんです。「他人様の“惚（ほ）れた腫（は）れた”を見たって、何が面白いのよっ！」と思っていました。同じような思いを抱いている方にこそ、この「ボーイフレンド」を見ていただきたいのです。人が人を想って、さまざまな想（おも）いが交錯していく様は、とても学びがあり、何よりとても美しいということに、アタシは気がつきました。ご覧になった方へ、きっと何かの“きっかけ”をお届けできるはず。ぜひ、ご覧くださいませ。

　◇徳井義実さんのコメント

　本当に美しい。美しいだけで退屈なパターンもあるけど、心が揺さぶられて満足度が高い。あと他の作品より映像が白い。こんなに白い作品は今まであっただろうか。白飛び上等プログラムです。この純白がみんなの心を表していたのかもしれない。いい大人が何回も声を出してしまう物語でした。