終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
最終幕 隠蔽を許さない…遺品整理人、最後の戦い
12月22日(月)放送分
伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第54回が、6月13日に放送され、多岐川(滝藤賢一さん)が寅子(伊藤さん)に厳しい言葉を投げかけるシーンが描かれた。
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第54回では、酔って寝てしまった汐見(平埜生成さん)を、多岐川(滝藤賢一さん)と寅子が自宅に送り届けた。出迎えた汐見の妻・香子は寅子がよく知る香淑(ハ・ヨンスさん)だった。
多岐川から追い出される形で帰宅した寅子は納得がいかないが、はる(石田ゆり子さん)からは「生きていればいろいろある」と諭されて……と展開した。
翌日、汐見から香淑との結婚や“香子”と名乗る経緯を聞かされた寅子。汐見は「崔香淑のことは忘れて私のことは誰にも話さないで。トラちゃんはトラちゃんの仕事を頑張って」と香淑の伝言を伝えた。
寅子は「私は戦前、彼女との約束を果たすことができませんでした。私にできることはないんでしょうか?」と汐見に尋ねる。
すると、多岐川が姿を見せて、「んなもんあるか。香子ちゃんは全て承知で汐見君と結婚したんだ。どうするか決める権利は全て香子ちゃんにある」と言う。寅子が「でも……助けてほしくても、そう言えない人だっているんじゃないでしょうか?」と香淑の力になりたい思いを伝えた。
多岐川はため息をつき、「じゃあ、この国に染みついている香子ちゃんへの偏見を正す力が佐田君にあるのか? ないだろ。だったら黙ってろ」と一喝する。続けて「時間は有限だ。助けてほしいかどうか分からん人間に使う時間は君にはない。君が家を出てから家に帰るまでの時間は、家庭裁判所設立のために使いたまえ。今この日本には、愛の裁判所が必要なんだ」と最後は優しい口調で諭した。
SNSでは「多岐川さん、愛と情熱に満ちた優しい人なんだな」「目の前にある課題に集中させようとする。良い上司だよなぁと改めて思った」「多岐川さんの言葉は厳しいけどそのとおりでもある」「掘れば掘るほど多岐川さんのすごさが伝わってくる」といった感想が書き込まれていた。
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