虎に翼:「臨終のシーンよりずっと涙出る」多岐川の“最期” “せりふ死”→桂場の前に幻影が登場 「イマジナリー多岐川に泣けた」

NHK連続テレビ小説「虎に翼」第120回の一場面 (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「虎に翼」第120回の一場面 (C)NHK

 伊藤沙莉さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「虎に翼」(総合、月~土曜午前8時ほか)の第120回が9月13日に放送された。同回で、病床に伏していた多岐川(滝藤賢一さん)が最期を迎え、視聴者から悲しみの声が上がった。

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 第120回では、病が進行する多岐川(滝藤賢一さん)は、寅子(伊藤さん)、小橋(名村辰さん)、稲垣(松川尚瑠輝さん)という家裁設立メンバーを自宅に集め、少年法改正への意見を取りまとめることに。多岐川は小橋と稲垣を抱きしめ、遠方からやって来た2人に「遠いところわざわざありがとな」と感謝した。

 その後、法務省の少年法改正要綱に目を通した多岐川は怒りをあらわにし、「法務省の少年法改正青年層の設置による年齢引き下げ、家裁の刑事裁判化など、現少年法の基本的構造を変えることに我々は反対する。刑罰を科して執行猶予をつけておしまいではなく、保護処分により家裁の人間と己と向き合い、心身の調和をはかる方が適切で、再犯を防げる場合が極めて多い。非行少年の更生のため、愛を持って実務に携わる我々は……強く望む!」と涙をにじませた。

 多岐川は桂場(松山ケンイチさん)に電話をかけ、少年法改正反対の意見書を取りに来てほしいと伝えるが、桂馬は「申し訳ないが、その時間はとれそうにない」と拒否。多岐川はため息をつくと「このドケチ!  仏頂面野郎!」と怒鳴って電話を切った。

 後日、“ライアン”こと久藤(沢村一樹さん)が桂場の元を訪れ、「タッキー、今さっき亡くなったそうだよ」と報告。持参した意見書を差し出すと「まだ読んでいないなら……じっくり目を通して」と机に置き、その場を立ち去った。

 一人になった桂場が意見書を手に取ると、元気だった頃の多岐川の幻想が現れ、「頼んだからな、桂場」と“変顔”を見せ、「ハハハハハハ!」と笑った。

 SNSでは「涙の臨終のシーンよりずっと涙が出るよ」「愛の人多岐川、泣けた」「誰より体を鍛えていた多岐川が最初に逝くなんて悲しすぎる」「イマジナリー多岐川さんに泣けてしかたなかった」「多岐川の『遺言』が届いてほしい」といった声が上がっていた。

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