橋本環奈さん主演で、9月30日にスタートする2024年度後期のNHK連続テレビ小説（朝ドラ）「おむすび」。平成元年生まれのヒロインが、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、パワフルに突き進む“平成青春グラフィティー”だ。先日、主人公・米田結（ゆい）を演じる橋本さんのギャル姿が公開され、話題となったが、結に大きな影響を与えるギャル軍団を演じるメンバーは？　過去最大規模の「若手オーディション」から選ばれた4人の“精鋭”を紹介する。

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　◇令和ギャルに元アイドル…岡本夏美は金髪姿に

　まず一人目は、「博多ギャル連合」（略してハギャレン）の総代表・真島瑠梨（ルーリー）を演じるみりちゃむさんだ。

　2002年7月10日生まれ、埼玉県出身の22歳。ギャル雑誌「egg」の専属モデルとして活躍していた、令和ギャル。元テレビ東京プロデューサー・佐久間宣行さんのYouTubeの公式チャンネルの動画企画で、芸人らを罵倒する様子が話題となり、「口げんか最強ギャル」として注目を集めるなど、バラエティーを中心に活躍してきた。

　演技経験は決して多くはなく、その実力は未知数だが、もっともギャルに精通してることは間違いない。どんな平成ギャル姿を見せてくれるのか、注目だ。

　二人目は谷藤海咲さん。ハギャレンのメンバー・佐藤珠子（タマッチ）に扮（ふん）する。1999年9月22日生まれ、東京都出身の25歳。アイドルグループ「KissBee」の元メンバーで、2023年公開の映画「笑えない世界でも」にも出演した。

　タマッチは子供のころからダンス好き。ハギャレンではパラパラの振付を担当と、谷藤さんには、元アイドルとしてのキレのあるダンスを期待したい。

　三人目は、ハギャレンのメンバー・田中鈴音（スズリン）を演じる岡本夏美さん。1998年7月1日生まれ、神奈川県出身の26歳で、テレビ東京の朝の子供向けバラエティー番組「おはスタ」の“おはガール”や、ファッション誌「ラブベリー」「nicola」「Seventeen」「non-no」の専属モデルを歴任。多くのファッションイベント、ドラマや映画に出演してきた。

　バラエティーで見せる明るいキャラも魅力的。「おむすび」では、平成ギャルとして金髪姿も披露する。

　◇田村芽実は2作目の朝ドラで“隠れギャル”に

　最後となる四人目は田村芽実さんだ。今回、連続テレビ小説初出演となるみりちゃむさん、谷藤さん、岡本さんとは異なり、2023年度前期の「らんまん」ですでに朝ドラを経験。同作では大畑印刷所のひとり娘・大畑佳代を演じた。

　ハロー！プロジェクト（ハロプロ）のアイドルグループ「アンジュルム」の元メンバーとしても知られ、「おむすび」では、ハギャレンのメンバー・柚木理沙（リサポン）に扮する。リサポンは結のクラスメイトで、学校では校則を守るおとなしい女子高生だが、実は“隠れギャル”という設定。ギャルの歴史を本にすることが夢だという。

　ちなみにみりちゃむさん、谷藤さん、岡本さん、田村さんは、前述の通り「朝ドラならではのフレッシュで魅力的な若手俳優たちを発掘する」ことを目的に開催された、過去最大規模の若手オーディションによって選出された。

　同オーディションでは、女性1864件、男性391件の応募の中から、5カ月にわたる選考の結果、6人の出演が決定していて、残りの2人は、結の幼なじみ・古賀陽太役の菅生新樹さん、結のクラスメイト・宮崎恵美役の中村守里さんとなっている。

　共に朝ドラ初出演。ハギャレンのメンバーと共にフレッシュな風を吹かせてくれるのではないだろうか。