注目ドラマ紹介:「わたしの宝物」松本若菜が“托卵妻”に 「昼顔」「あなして」三竿玲子プロデュースのオリジナル作品

松本若菜さんが主演を務める連続ドラマ「わたしの宝物」第1話の一場面(C)フジテレビ
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松本若菜さんが主演を務める連続ドラマ「わたしの宝物」第1話の一場面(C)フジテレビ

 俳優の松本若菜さん主演の連続ドラマ「わたしの宝物」(フジテレビ系、木曜午後10時)が、10月17日から始まる。「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」(2014年)、「あなたがしてくれなくても」(2023年)を手掛けた三竿玲子プロデューサーの夫婦のタブーを扱ったドラマ第3弾。松本さんは元大企業社員から専業主婦となった神崎美羽を演じる。夫以外の男性との子を、夫との子と偽って産んで夫に育てさせる女だ。初回は15分拡大。

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 脚本は「あなたがしてくれなくても」の市川貴幸さんで、テーマは「托卵(たくらん)」。カッコウなどが自分の卵と誕生した雛(ひな)の世話を他の個体に託す行為だ。托卵という禁断の決断を下し、大切な宝物を守るため悪女になると決意した主人公と、その真実に翻弄(ほんろう)されていく夫、愛した彼という2人の男性の運命を描く愛憎劇。松本さんは、同局の連ドラ初主演だ。

 美羽の夫・宏樹を田中圭さん、美羽の幼なじみ・冬月稜を深澤辰哉さんが演じる。

 第1話は……中学生時代の楽しかった記憶。そんな過去とは裏腹に、神崎美羽(松本さん)はやりきれない現実を生きていた。外面は良いが、乱暴な言葉をぶつけてくる夫の神崎宏樹(田中さん)と冷えきった夫婦生活を送り、いつの間にか偽物の笑顔を振りまく自分自身に嫌気が差していた。

 そんな中、親友の小森真琴(恒松祐里さん)とその息子・幸太(岩本樹起くん)を家に招いていた美羽。二人を見て、子供ができれば現状を変えられるかもしれないと考える。翌朝、宏樹にそのことを話すが、自然に任せればいいと一刀両断され、いらだちを露(あら)わにされる。

 ある日、給水塔を見て、中学生時代にその塔の下で心の底から笑顔でいられた幼なじみとの日々を思い出す。思い出をたどりながら、導かれるように昔よく通っていた図書館へ足を踏み入れると、突然声を掛けられる。そこには、幼なじみ・冬月稜(深澤さん)の姿があった。

 久々の再会に心躍った二人だが、美羽は既に結婚していることを伝えると、どこか残念そうな冬月。そして冬月もまた、近く仕事でアフリカへ行くことを告げる。

 「もうすぐ日本を離れる。その前に神様がくれたプレゼントだね」という冬月の言葉を最後に、もう二度と会えないのだと感じる二人だが……。

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