良いこと悪いこと
最終話 真犯人、だーれだ?
12月20日(土)放送分
高石あかりさん主演で、2025年度後期に放送されるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「ばけばけ」で、明治時代の文豪・小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)がモデルで、ヒロイン・松野トキ(高石さん)と夫婦となるヘブン役を、英国出身の俳優、トミー・バストウさんが演じることが11月27日、明らかになった。制作統括の橋爪國臣さんが、バストウさんを選出した理由などを語った。
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バストウさんは1991年8月26日生まれ、英国出身の33歳。真田広之さんがプロデュース・主演を務めたドラマ「SHOGUN 将軍」で、メインキャストの一人であるマルティン・アルヴィト司祭役を演じ、注目を集めた。
バストウさんは「SHOGUN 将軍」で共演した俳優・穂志もえかさんから「ばけばけ」のオーディションの話を聞いたといい、事務所のつてをたどって橋爪さんのメールアドレスを入手。「自分も受けられないか」と日本語の文面で直接メールを送ってきたという。橋爪さんは、「まさかハリウッドで『SHOGUN 将軍』に出るような方から直接メールいただくとは思っていなかったので、すごくビックリしました」と振り返る。
ヘブン役のオーディションには1767人の応募があり、国内外からキャリアのある俳優も参加。書類選考、リモート動画選考、面談を経て、最終審査のカメラテストを日本で実施し、10月にバストウさんに決定した。
ヒロインの代役女性を相手にした演技審査も行われたといい、橋爪さんは、バストウさんの演技を見て「『言葉がきちんと通じ合っていないけれど、心は通じている』ような感覚にすごく引き込まれたんです。それはこのドラマのテーマでもありますし、お互いを尊重し合い、理解し合っていく姿を芝居で体現できる方だなというのが一番の印象でした」と明かす。
さらに「基礎的な演技力に関しても圧倒的な力を持っていらっしゃるし、スタジオに入ってきた瞬間のオーラも違う」と絶賛し、「メークさんも、現場のスタッフも、ヒロインの代役女性も、彼と関わった人がみんなベタぼれになっていくんです。人をほれさせる力もあるし、それを表現していく力もある。プライベートでも本当にナイスガイなので、モテるんだろうなと。大変な撮影になると思いますが、彼とだったら1年間、一緒に乗り越えられるだろうなと思いました」と人間性にも太鼓判を押した。
「ばけばけ」は、松江の没落士族の娘で、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻・小泉セツがヒロインのモデル。外国人の夫と共に「怪談」を愛し、西洋化が進む明治の日本で埋もれてきた「名もなき人々」に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語。NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」やWOWOWの「撮休シリーズ」などを手がけたふじきみつ彦さんが、脚本を担当する。
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