海に眠るダイヤモンド
最終話後編(10話)記憶は眠る
12月22日(日)放送分
俳優の柳楽優弥さん主演の連続ドラマ「ライオンの隠れ家」(TBS系、金曜午後10時)の第10話が、12月13日に放送される。見どころや撮影の舞台裏について、松本友香プロデューサーに聞いた。
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ドラマは、洸人(柳楽さん)と自閉スペクトラム症の弟・美路人(坂東龍汰さん)が、「ライオン」と名乗る謎の少年(佐藤大空君)と出会い、ある事件に巻き込まれていくヒューマンサスペンス。脚本は完全オリジナルで「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)や「おっさんずラブ」シリーズ(テレビ朝日系)を手掛けた徳尾浩司さんと、連続ドラマデビュー作となる一戸慶乃さんが共同で担当する。
祥吾(向井理さん)と洸人とライオン、3人のシーンに10話はご注目いただきたいです。そのシーンではお芝居の中でライオンが転ぶ可能性もあったため、肘と膝にプロテクターをつけ、アクション指導さんに支えられ、プチアクションシーンデビューをしました。
心情的には山場のシーンだったのですが、大空くんは柳楽さんや向井さんの動きの確認も興味津々に見ていたり、お二方の熱演に感化されとてもすてきな表情をしていたり、良いシーンが撮れたと思います。
また10話は、柚留木(岡山天音さん)回でもあります。柚留木のことは、脚本チーム・監督ともちゃんと向き合って最後まで描き切りたいと願っていた人物なので、柚留木への思いが詰まっていますし、表現が難しい役にもかかわらず、それを丁寧にすてきに演じてくださった岡山さんに期待して見ていただけたら幸いです。
先週、9話はちょっとビターな回と表現しましたが、ちょっとどころじゃないというご意見を多くいただき、申し訳ございません……という気持ちです!
私たちスタッフも撮影の中で、ペンションから小森家に戻ってきた安堵はありつつ、やっぱり洸人と美路人がライオンとシーンを交えない回なので、物語とシンクロして寂しさもあり、忍耐力が必要な回でした。
そして橘祥吾を演じる向井さんへの「怖すぎる!」というお芝居へのご感想も多くいただきましたが、この辛い立場の役を引き受けてくださって、洸人との対峙、愛生との関係などどんな時もこのドラマ全体のバランスをみて、最大限の祥吾を演じてくださいました。
ライオン役の大空くんとの撮影では、待機時間もずっと一緒に遊んでコミュニケーションを取りながら、お芝居しやすい関係性を作ってくださいました。役とは真逆で、どんなときも共演者の皆さんや現場に安心感をもたらしてくださる頼もしい存在の向井さんでした。
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