長濱ねる:被爆3世としての決意 「長崎の方の思いを汲み取って代弁できる人間でありたい」

長崎県出身で俳優の長濱ねるさん
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長崎県出身で俳優の長濱ねるさん

 アイドルグループ「欅坂46」を2019年に卒業後、俳優、バラエティー番組のMC、ラジオパーソナリティーなど多岐にわたって活躍中の長濱ねるさん。昨年10月からは、日本テレビ系の平日夜の報道番組「news zero」に火曜パートーナーとして出演している。7月15日に約8年ぶりの新写真集(講談社)を発売した長濱さんに、「news zero」で意識していることや、戦後80年という節目に報道番組に出演する長崎県出身者としての思いを聞いた。

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 高校在学中の2015年に、アイドルグループ「欅坂46」のオーディションを受けて、芸能活動を始めた長濱さん。「news zero」の出演にあたっては「背伸びをしないこと」を大切にしているという。

 「知識はまだまだ足りないと思うのですが、『news zero』に出演させていただく前からNHKのSDGsキャンペーンのアンバサダーを務めさせていただいたり、ありがたいことに学びの機会が多くあります。背伸びをせずに分からないことは分からないと、素直に参加しています」

 芸能活動を始めるタイミングで、長崎から上京した。「東京に来て、より一層、長崎県民の平和への思いの強さを痛感しました」と話す。長濱さんは祖母が被爆した「被爆3世」でもある。

 幼い頃、家族に戦争体験を聞く学校の課題があったが「祖母はあまり話したがらず、『思い出したくもない』と言っていました」。そんな祖母の姿を見て戦争の恐ろしさを感じ取った。

 「表に出る仕事をしている以上、長崎の方の思いを汲(く)み取って代弁できる人間でありたい。今年は戦後80年の節目なので、積極的にそういった活動やお仕事に参加したいです」と決意を語った。

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